オーストラリア リヴァーランド
ブドウ品種:ビアンコ・ダレッサーノ
変顔ワインの中でも特に高い人気を誇る辛口・白のペットナットで、その魅力は簡潔に表現するならクリスピー&フレッシュ!!生育上は晩熟タイプ(いつも赤と同じタイミングで収穫になるんだとか)なのに糖度が抑えられ自然に高い酸がキープされるため、アルコール度数は毎回10%以下ながらそのフレーヴァーは実に豊か。2025年はドライな口当たりにこれぞタフナッツというグレープフルーツや洋梨を想わせる果実が乗っかり、見事な出来に仕上がっています。
晩熟でありながら高い酸を保ち成熟するビアンコ・ダレッサーノから造るペットナット。除梗され、プレス。ステンレスタンクで自然醗酵。残糖が規定レベルに達したところで瓶詰。酸化防止剤を含む添加物は一切不使用。まさにクリスピー&フレッシュな味わいで、タフ・ナッツの魅力がたっぷり。
ABOUT VINTAGE2025…
2025 年は春から夏にかけて続いた暑く乾燥した気候条件によって生育がスピーディに進み、農家が何の対策も講じていなければ一般的には困難なヴィンテージとなったであろう年だった。でも、我々にとっては自分たちが正しい道を歩んできたとむしろ自信を深めた年になったんだ。なぜならビアンコ・ダレッサーノやネロ・ダーヴォラといった南イタリアから来たブドウ品種たちは見事にその暑い気候に適応してくれたからね。より良いブドウを得るためにはあまり早く摘まないようにする必要があったけれど、こういったブドウ品種たちは国際品種よりも遅く収穫しても自然に高い酸を保ってくれる。結果として非常にフレッシュかつフルーティで、デリンクエンテらしいドリンカビリティを失うことなく実に活き活きとした味わいのワインたちに仕上がったよ!!
Delinquente / デリンクエンテ
自ら”Delinquente = はみ出し者 / ならず者”を名乗るオーナーワインメーカー、Con-Greg Grigoriou / グレッグ・グリゴリオによって2013年設立されたデリンクエンテ。
今年発売となる2024VTはデリンクエンテがオーストラリアで初リリースとなってから10周年となる節目のヴィンテージとのこと。
これまで世界のワインシーンを騒がしてきた変顔たちも、それを受けて今年からラベルがリニューアルされています(ここ数年で新たに加わった新顔を除く)。
変顔ワインにはそれぞれ個性的な人物たちが描かれていますが、この10年の月日で彼らはどんな人生を歩んできたのか。
もちろん彼らは架空の人物でありそれは想像に任せるしかありませんが、ラベルに見られる変化から妄想するのも一つの楽しみ方かも知れません。
「変顔ワイン」として日本でも高い人気を誇る彼のワインはオーストラリアでも実はテーブルワインの産地として認知されている南オーストラリア州リヴァーランド。
グレッグは暑く乾燥したその地の気候に合致した南イタリア系オルタナティブ品種から誰もが楽しめる高品質なナチュラルワインを造り出すことで見事に価値転換を果たし、今やオーストラリアのみならず日本を含めた世界で彼のワインは確固たる評価を得るに至っています。