Cabernet Franc 2023 Domaine Tetta / カベルネフラン ドメーヌ・テッタ

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日本 岡山

ブドウ品種:カベルネフラン

糖度が上がるまで収穫を待ちました。カベルネフランをプレス後、 ステンレスタンクでピジャージュを施しながら発酵し、木樽で熟成しました。紫ルビー色、ラズベリーやレッドプラム、フランボワーズ、 カカオ、芝、湿った若葉のアロマを感じます。アタックには果実の甘味が感じられ、丸みのある味わいに穏やかで心地の良い酸とほどよいタンニン、まろやかで上品な逸品です。

Domaine Tetta / ドメーヌ・テッタ

岡山市内から車で2時間ほど北西へ走った、岡山県新見市哲多町。 瀬戸内海と日本海のちょうど中間に位置するこの地は、日照時間の長い温暖な 気候で、畑は標高400 ~ 500mのカルスト台地の上にあることから、日本のワイン 産地では珍しい石灰岩土壌を見ることが出来ます。  
社長の高橋竜太さんはこの地の可能性を信じ、2008年から実家の建設業の傍 ら、廃業したブドウ農家を継ぐ形で、生食ブドウと醸造用ブドウの栽培を開始し、 醸造所の建設前は、高橋社長自らが車で山梨まで収穫したブドウを運び、委託 醸造を行っていました。  
2016年に高橋さんの夢がかない、ついに醸造所が完成。 デザインや建築など、岡山出身の各分野で日本のトップと言えるクリエイター達が作り上げた、アーティスティックな建物にはカフェも併設され、イベントでは屋上を使ったアウトドアで100名を超えるディナーパーティーも行われたり、日本中から注目され、多くの人が集うワイナリーとなりました。  
Domaine Tettaドメーヌ・テッタのワインは、委託醸造を除く自社ブランドはすべて、8haほどある自社畑のブドウから造られ、畑では除草剤や化学肥料などは使わず、ボルドー液などの薬剤も最小限の使用にとどめ、天然酵母での自然発酵と、亜硫酸の使用も極微量ですが、瓶詰め時の判断により無添加でリリースされるワインも多いです。  2020年から栽培・醸造長を任されている菅野義也さんは、日本ワインファンの誰もが憧れる、山梨の「ボーペイサージュ」でワイン造りを学んでおり、 優しく真面目で几帳面な菅野さんの人柄を感じさせ、しかも独創的なワイン造りを行っています。
ワインは微発泡、白、ロゼ、赤だけでなく、そこに当てはまらない中間色のワインが多く、その年のブドウのポテンシャルを最大限に引きだそうと、毎年 スタイルを変えてリリースされています。  
常識やカテゴリーにとらわれない自由な感性によって表現されるドメーヌ・テッタのワインは、今後さらに注目を集めることは間違いありません。  
誰にも負けない行動力で夢を実現してきた高橋社長と、自由な感性で魅力あふれるワインを生み出す、菅野さんはじめスタッフの皆さんの活躍に期待しています。  
ワイナリーの歴史を背負うプレッシャーは必ずあると思います。特に現在は日本ワインブームによって、醸造所の数が目まぐるしく増加し、注目されるワイナリーとそうでないワイナリーがはっきりと分かれています。昔のまま変わることのできないワイナリーは、すたれてしまう厳しい状況の中で、今までの顧客を大事にしながら、新しいファンを増やしていかなければならないというのが、新規ワイナリーとはまた違った苦労があるように思います。  
何を継承し、何を創造するのか。  
飄々と、しかも着実に実力と人気を自分のものにしている2人に、今後の期待が膨らみます。