Les Violettes 2022 La Ferme de Sato / レ・ヴィオレット ラ・フェルム・ド・サトウ

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 ニュージーランド セントラルオタゴ

ブドウ品種:ピノ・ノワール

限定区画かつ100%全房醗酵によって醸される特別キュヴェ。美しいスミレ=Violettesを彷彿とさせる魅力から名付けられた、自社畑内でも佐藤さんがPNにとって最も条件に優れていると信じる区画から数樽のみ仕込まれます。師と仰ぐジャン・イヴ・ビゾーの教えから全房醗酵にも取り組む佐藤さんですが、やはり全房ならではのセイヴァリーな魅力と区画限定による凝縮感と際立つ個性はこれもまたこのワインにしかない魅力に溢れています。

美しいスミレ=Violettes を彷彿とさせる魅力から名付けられた、自社畑内でも佐藤さんがPN にとって最も条件に優れていると信じるBlock3 の区画から 100%全房醗酵で仕込まれる限定生産のピノ(Clone667&115)。ブドウは全て全房のままカーボニック・マセレーション(徐々に人の足で潰していき、トータル 35 日間)。バスケットプレスされ、オーク樽にて 19 ヶ月熟成(新樽 53%)。瓶詰め前にトータル 15ppm の亜硫酸を添加。瓶内熟成 12 ヶ月以上。無濾過、清澄剤不使用。

名前のヴィオレットには、その名の通りスミレのような華やかで魅力のある風味を備えたワインになるといいなという佐藤さんの想いが込められています。

また、嘉晃さんが研修していたブルゴーニュのBizotが所有しているViolettesという区画(VロマネながらCHが植えられている)から造られるワインがとても印象的で、強く心に残っていたことから連想されたとのこと。

La Fermede Sato / ラ・フェルム・ド・サトウ

2007年にセントラル・オタゴへ移住し、2009年から自身のレーベルSatoWines/サトウ・ワインズを設立した佐藤さん夫婦ですが、これまで周辺のビオディナミ(バイオダイナミック)もしくはオーガニック農法で栽培された買いブドウからワイン造りをしてきました。しかし設立前にフランスなどワイン伝統国の自然派の造り手で経験を積み、彼らやNZ国内の先達たちにビオディナミについて学んできた2人にとって、自分たちの畑および醸造所を持つことは1つの明確な目標でした。
その2人にとって念願の自社畑プロジェクトが始動したのは2015年。セントラル・オタゴピサ地区の平均標高300mを超える高所のロケーションに、適度な広さがあり傾斜の激しい、それも好条件となる東向きの斜面に位置する、絶好の土地が売りに出されているのを見つけたのです。その土地を購入し、一から土壌成分や斜面の向きなどを徹底して調査した2人は、その土地がシスト(片岩)を多く含み、冷涼な気候であるセントラル・オタゴにおいてもさらに昼夜の寒暖差が大きい微気候をもっていることを確認します。
調査を重ね、畑を土壌や標高、斜面の向きによって6つの区画に分けて管理(総面積は3.1ha)することにした2人が選んだのが、PinotNoir,Chardonnay,CheninBlanc,CabernetFranc,Gamayという5つのブドウ品種でした。2016年にクローンを選抜して植樹を開始。当初からビオディナミを実践し(2019年にはBioGro認証を取得)、少しずつプロジェクトを進めていった彼らは遂に2019年産のブドウから初めて自社畑シリーズのワインをリリースすることを決意。同年畑の横に醸造所を新設し、「La Fermede Sato/ラ・フェルム・ド・サトウ」として全5種類のワインを仕込んだのでした。

Le Ferme de Sato 2022 年ヴィンテージ …
振り返ってみますと全体的に良好で、健全で暖かく穏やかな年に。春は平和で新芽が健やかに育ち、開花が少し早まったもののすぐに気温の低下と雨が振り適切なペースへと戻りました。房は特別大きくはなりませんでしたが、順調なスタート。初夏に大雨が降り病害のリスクが高まりましたが、クリスマスを過ぎるとすぐに暑く乾燥した気候となり干ばつ状態に。色付きは平年通り、晩夏から初秋にかけて気温は戻ってくれました。平年より早く始まった収穫では酸の低下に特に気を付ける必要がありましたが、幸いなことに雨が降らず極めて良好な条件下で収穫を終わらせることができました。