Schisteux 2022 La Ferme de Sato / シストゥ ラ・フェルム・ド・サトウ

¥8,580

(税込)送料 チェックアウト時に計算

 在庫  3   

 ニュージーランド セントラルオタゴ

ブドウ品種:シュナン・ブラン

ご夫婦が植樹以来ビオディナミ栽培を続ける自社畑、その中でも標高が高くより純度の高いシストを含む土壌の区画から収穫されたシュナン・ブラン。
2022年は冷涼だった2021年と比べれば比較的気候は安定して非常に健康的なブドウが収穫できたこともあり、どちらかと言えば早い段階からその魅力が表に出てきやすいVT。
シュナン・ブランもその蜜感たっぷりのテクスチャーと豊富なミネラル・塩味が既に表現力たっぷりです。

畑で1億5000万年前のシストの岩や砂利を最も多量に含む区画に植えられているシュナン・ブラン。手摘みされたブドウは除梗・破砕され、全房でバスケットプレス。オーク樽(新樽 24%)にて自然醗酵(2023 夏までに醗酵が終わる)、トータル 15 ヶ月熟成(MLF あり、バトナージュ一度のみ)瓶詰め前にトータル 20ppm の亜硫酸を添加。12 ヶ月以上の瓶内熟成。無濾過、清澄剤不使用。

La Fermede Sato / ラ・フェルム・ド・サトウ

2007年にセントラル・オタゴへ移住し、2009年から自身のレーベルSatoWines/サトウ・ワインズを設立した佐藤さん夫婦ですが、これまで周辺のビオディナミ(バイオダイナミック)もしくはオーガニック農法で栽培された買いブドウからワイン造りをしてきました。しかし設立前にフランスなどワイン伝統国の自然派の造り手で経験を積み、彼らやNZ国内の先達たちにビオディナミについて学んできた2人にとって、自分たちの畑および醸造所を持つことは1つの明確な目標でした。
その2人にとって念願の自社畑プロジェクトが始動したのは2015年。セントラル・オタゴピサ地区の平均標高300mを超える高所のロケーションに、適度な広さがあり傾斜の激しい、それも好条件となる東向きの斜面に位置する、絶好の土地が売りに出されているのを見つけたのです。その土地を購入し、一から土壌成分や斜面の向きなどを徹底して調査した2人は、その土地がシスト(片岩)を多く含み、冷涼な気候であるセントラル・オタゴにおいてもさらに昼夜の寒暖差が大きい微気候をもっていることを確認します。
調査を重ね、畑を土壌や標高、斜面の向きによって6つの区画に分けて管理(総面積は3.1ha)することにした2人が選んだのが、PinotNoir,Chardonnay,CheninBlanc,CabernetFranc,Gamayという5つのブドウ品種でした。2016年にクローンを選抜して植樹を開始。当初からビオディナミを実践し(2019年にはBioGro認証を取得)、少しずつプロジェクトを進めていった彼らは遂に2019年産のブドウから初めて自社畑シリーズのワインをリリースすることを決意。同年畑の横に醸造所を新設し、「La Fermede Sato/ラ・フェルム・ド・サトウ」として全5種類のワインを仕込んだのでした。

Le Ferme de Sato 2022 年ヴィンテージ …
振り返ってみますと全体的に良好で、健全で暖かく穏やかな年に。春は平和で新芽が健やかに育ち、開花が少し早まったもののすぐに気温の低下と雨が振り適切なペースへと戻りました。房は特別大きくはなりませんでしたが、順調なスタート。初夏に大雨が降り病害のリスクが高まりましたが、クリスマスを過ぎるとすぐに暑く乾燥した気候となり干ばつ状態に。色付きは平年通り、晩夏から初秋にかけて気温は戻ってくれました。平年より早く始まった収穫では酸の低下に特に気を付ける必要がありましたが、幸いなことに雨が降らず極めて良好な条件下で収穫を終わらせることができました。