フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種:ピノ・ノワール
「正義」を意味する『ラ・ジュスティス』は、ジュヴレ・シャンベルタンの村名畑でありながら、石灰岩地層で表土は砂が堆積した土壌なので水はけが良く、ふくよかで、しっかりしたワインを生み出します。
フィリップ・シャルロパンは1haを所有し、このクリマを代表する造り手です。
『ラ・ジュスティスは、潜在力のある畑だが、安定しておらず、フィリップ・シャルロパン・パリゾは、”ラ・ジュスティスを仕込む際には、抽出を軽めにしなければならず、さもなくばバランスが崩れてしまう。ラ・ジュスティスはいかなるミスも許されないテロワール”と述べている。』
アンリ・ジャイエの遺伝子を継ぐ愛弟子
ブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエの愛弟子であるシャルロパンのワインは華やかな果実とアロマに満ちていて、そのゴージャスな味わいから『シャルロパンのスタイル』が強調されていると評されることもあります。
確かに彼のワインは濃厚なスタイルですが、それは各畑独自のキャラクターを凝縮した完熟ブドウの持てる全てをワインに反映させた結果です。
彼の作品にじっくりと向き合えば、そのふくよかな味わいの中には,ブドウの旨みとともに、畑の個性とブルゴーニュならではの精緻さが密に詰まっていることが分かります。