甲州F.O.S. 2017 ココ・ファーム・ワイナリー

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日本 栃木県

ブドウ品種:甲州

色合いは、クリアで明るいオレンジ色。焼いたりんご、あんず、びわ、みかん、紅茶、オレンジピールの香り。口中は、みかん、アップルティー、オレンジピールの風味、軽やかな酸味とやわらかい渋みが心地よく、穏やかな余韻がじんわりと続く。

深い色、広がりのある複雑なアロマ、ここちよい渋みを有するこのオレンジワインは、JAL国際線ファーストでご採用いただいたヴィンテージです。1日2回ピジャージュを行ったステンレスや樽のキュベと、3日間の低温マセラシオン後、ステンレスのタンクで醗酵させたキュべをブレンドすることにより、甲州種の渋味や力強さが表現されています。更に今回は熟成による一体感が増しております。

料理との相性

ローストチキンを塩で、生ハムと柿、モロッコ風クスクス、アスパラとベーコンの炒め物、からすみ大根、イカと魚介のパエリア、コロッケ、ホワイトスティルトン・アプリコット、ミモレット、スカモルツァ・アッフカータ、オレンジ風味のフィナンシェ、金柑のコンポート

飲み頃

2017年は白ワイン的要素が多いので、冷やして飲んでも美味しい。温度を上げるとまろやかさが増してくる。向こう2年ほどは、この印象が続くだろう。良い状態で5年ほど熟成させると一体感が出てきてまろやかになるだろう。

私たちは世界各地のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。イタリアのフリウリ地方やフランスのジュラ地方、そしてジョージアの人たちがつくる渋く複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探すなかで、その土地に古くから栽培されてきた葡萄がその個性を思う存分に発揮しているワインの有りようは、私たちを勇気づけてくれました。当時、日本固有の葡萄・甲州種から造られた白ワインは、そのほとんどが淡い色で軽く飲みやすいワインでした。それゆえ葡萄自体も同じように淡い色でソフトな味だと思われがちでしたが、実は甲州種の葡萄は渋味がありとても力強いのです。そんな甲州種の魅力を引き出したくて、2004年から私たちは甲州種から可能な限り葡萄の香りと成分を抽出したワインを造りはじめました。
F.O.S.とはFermented on Skins(果皮の上で醗酵)の略。2004年以来、このF.O.S.は優れた契約栽培家との信頼関係をもとに、毎年(赤ワインのように)果皮や種を一緒に醗酵させ、試行錯誤を繰り返しながら造っています。名誉なことに「2017甲州F.O.S.」は「モーニングNo.39」のマリアージュ~神の雫 最終章~(作:亜樹直 画:オキモト・シュウ)にも登場させていただきました。

葡萄畑と醸造場

1950年代、少年たちによって開かれた山の葡萄畑は、開墾以来、除草剤が撒かれたことがありません。 1980年に誕生したこの山の麓のココ・ファーム・ワイナリーは、1984年からワインづくりをスタート。 2007年より100%日本の葡萄からワインをつくり、現在、ココ・ファーム・ワイナリーの自家製ワインはすべて「日本ワイン」です。 自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心。“こんなワインになりたい”という葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市勝沼 秋玉園東夢農場
山梨県甲州市勝沼 芳王遊覧園
収穫:

2017/10/24,31
2017/10/25                                                                                             2016/10/31
収穫時の糖度(平均):約16.9°Brix
収穫方法:手摘み

醗酵: 2つの方法で野生酵母により醗酵させた。1つ目は、除梗した葡萄をタンクまたは甕へ入れ1日2回ピジャージュしながら醸す。発酵により出てきたアルコールによって果皮からの成分が抽出された後、プレス。2つ目はブドウを除梗し、3日間低温マセラシオンを行った。プレスした後、ステンレスタンクで発酵。
熟成: 醗酵終了後、約2割を木樽、約8割をステンレスタンクで6~7カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。ビン詰日:2018/06/14   本数:10,048本(750ml)
アルコール:11.2 %   酸度:0.45 g/ 100ml   糖:0.10 %