甲州F.O.S. 2021 ココ・ファーム・ワイナリー

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日本 栃木県

ブドウ品種:甲州92%、プティ・マンサン8%

色合いは明るい琥珀色。香りは杏子や黄桃、蜜柑の果実に、紅茶やシナモン、トースト、タ バコなどが複雑に香る。味わいは熟した果実味にしなやかな酸が全体を引き締め、フェノー ルからくる丸みと渋みが、奥深い旨味として感じられる。

料理との相性

生ハムと桃のカプレーゼ、トマトとバジルの冷製カッペリーニ、スモークサーモンとクリームチーズのマリネ、いぶりがっこ、香箱蟹、穴子の蒲焼き、麻婆豆腐、鶏手羽元と大根のす っぱ煮、炭火焼鳥、おでん

飲み頃

2023 から 2028 年は、果実味、酸味、タンニンなど立体的な味わいを楽しめる。 2029 年からは、熟成によりドライフルーツの香りや香ばしさなどが現れ、落ち着きのある 印象へ変化するだろう。

私たちは世界各地のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。イタリアのフリウリ地方やフランスのジュラ地方、そしてジョージアの人たちがつくる渋く複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探すなかで、その土地に古くから栽培されてきた葡萄がその個性を思う存分に発揮しているワインの有りようは、私たちを勇気づけてくれました。当時、日本固有の葡萄・甲州種から造られた白ワインは、そのほとんどが淡い色で軽く飲みやすいワインでした。それゆえ葡萄自体も同じように淡い色でソフトな味だと思われがちでしたが、実は甲州種の葡萄は渋味がありとても力強いのです。そんな甲州種の魅力を引き出したくて、2004年から私たちは甲州種から可能な限り葡萄の香りと成分を抽出したワインを造りはじめました。
F.O.S.とはFermented on Skins(果皮の上で醗酵)の略。2004年以来、このF.O.S.は優れた契約栽培家との信頼関係をもとに、毎年(赤ワインのように)果皮や種を一緒に醗酵させ、試行錯誤を繰り返しながら造っています。名誉なことに「2017甲州F.O.S.」は「モーニングNo.39」のマリアージュ~神の雫 最終章~(作:亜樹直 画:オキモト・シュウ)にも登場させていただきました。この「2020甲州F.O.S.」も、深い色、広がりのある複雑なアロマ、ここちよい渋みを有しています。アンバーワインにも分類され、多彩なお料理と思わぬ相性を見せるこのワイン、どうぞのんびりお楽しみくださいますよう。

葡萄畑と醸造場

1950年代、少年たちによって開かれた山の葡萄畑は、開墾以来、除草剤が撒かれたことがありません。 1980年に誕生したこの山の麓のココ・ファーム・ワイナリーは、1984年からワインづくりをスタート。 2007年より100%日本の葡萄からワインをつくり、現在、ココ・ファーム・ワイナリーの自家製ワインはすべて「日本ワイン」です。 自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心。“こんなワインになりたい”という葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市塩山 小川畑
山梨県甲州市勝沼 秋玉園東夢農場、秋山農園、芳王遊覧園
収穫: 2020/09/22, 23
2020/10/13, 20
収穫時の糖度(平均):約15.8°Brix
収穫方法:手摘み
醗酵: 2つの方法で野生酵母により醗酵させた。1つ目は、除梗した葡萄をタンクまたは甕へ入れ約80日間醸す。アルコール醗酵により十分に成分を抽出した後プレス。2つ目は、葡萄を除梗しステンレスタンクで2週間醸し醗酵後プレス。
熟成: 醗酵終了後、約6割を木樽、約4割をステンレスタンクで7~10カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。ビン詰日:2021/09/01   本数:7,928本(750ml)
アルコール:11.5 %   酸度:5.0 g/L.    残糖:0.13 g/L.