Blanc de Blancs Grand Cru Terroirs Extra Brut Agrapart / ブラン ド ブラン テロワール グラン・クリュ エクストラ ブリュット アグラパール

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フランス シャンパーニュ

ブドウ品種:シャルドネ

フレッシュな柑橘類や白い花、ヘーゼルナッツのアロマに蜂蜜やシナモンロールなどの甘やかなニュアンス。持続的な泡がもたらすクリーミーな口当たりで、豊かな果実味と爽やかな酸、ソルティなミネラル感がバランス良く広がります。

力強くも限りなくエレガントな佇まいで、コート・デ・ブランの自然そのものを味わうかのような充実感に満たされます。

"Terroirs(テロワール)"の名が示す通り、各グランクリュの個性が繊細に調和した逸品。
アヴィズ、オジェ、クラマン、オワリィの特級の中でも樹齢などあらゆる条件をクリアした最上質のブドウの一番搾り果汁のみを使用。加えるヴァン・ド・レゼルヴの半分は樽熟成させています。澱と共に48ヶ月もの間寝かせた後、リリースの1ヶ月前にデゴルジュマンを行っています。ドサージュは5g/l。

 Agrapart / アグラパール

アグラパールは1894年、コート・デ・ブラン地区の中心地の1つ、アヴィズ村にアルチュール・アグラパール氏によって設立されました。グランクリュ・アヴィズは、コート・デ・ブラン地区の中でも、ジャック・セロスなど小規模自家栽培・醸造メーカーで販売も行う優秀なRM生産者(レコルタン・マニュピュラン)が多いことで知られます。


アグラパールの歴史
アルチュール・アグラパール氏は現当主パスカル・アグラパール氏の曽祖父にあたり、1950年から1960年にかけては、孫息子のピエール・アグラパール氏により規模が広げられました。アグラパールはポールロジェ、ボランジェ、クリュッグ、ジャクソン、エグリ・ウーリエ、ジャック・セロスなどに並ぶ、三ツ星生産者です。

アーティストの気質をもった現当主のパスカル氏は、シャンパーニュづくりを1983年から行うシャルドネのスペシャリストです。

所有畑の8割がグラン・クリュ、平均樹齢約40年という好条件のなか畑仕事を最も重要なものとし、ブドウ木と常に対話をしながら可能な限り自然なかかわり方を心掛けています。自然の恩恵を受けたテロワールが含まれるワインをつくるために、独自の方法で試行錯誤を続けた結果、天然の酵母による発酵や樽の導入、澱との長い接触などを採用しています。さらに新進気鋭のパスカル氏は、「馬による耕作」や「古代品種の混植」など、新しいことにも果敢にチャレンジしています。

手掛けるキュヴェ各種は複雑味があり、シャンパーニュの風味の仕上がりはとても純粋です。それぞれのコンセプト、必然性を明確にして生み出されたワインは独自の品質を持ち、パスカル氏は多くの注目を集める醸造家に仲間入りしました。 

テロワールを重視したブドウづくり
アグラパールでは、すべてのビンテージにおいて区画ごとに醸造され、テロワールの真の魅力が追求されています。その結果生まれるワインは真面目な誠実さと優雅さを持ち、区画ごとの独自の魅惑的な特徴を備えたその味わいは多くの人を惹きつけてやみません。またほとんどのキュヴェでマロ・ラクティック醗酵を行なっているため、優しさとつつしみ深さを兼ね備えたコート・デ・ブランのシャルドネのもつ、新たな味覚を感じさせてくれます。

理想とするテロワールの表現を追求するパスカルは自然農法を実践しており、ある区画では古代品種の混植、馬を用いた耕作を行っています。自然農法は、それ自体が目的では無く、すばらしく独自性をもったシャンパーニュを生み出す1つの方法であると考えているため、ラベルにビオディナミの記載はありません。

最も大事なことは、「品種の味わいではなく土地が持つ個性の表現である」という考えのもと、「テロワールはセパージュを超える」を信念に、高品質なシャンパーニュを生み出しています。

アグラパールの醸造工程
長い時間を経て自然と収量を抑制されたブドウたちは厳しく選果され、毎年糖分を補うことを必要としないくらいに甘みが強いのが特徴です。収穫後は伝統的な、重さ4,000kgの垂直のプレス機「コカール」を使用して丁寧に圧搾後、沈殿剤を使わずに約12時間のデブルバージュを行います。

醗酵には、香りを損なわないように22℃に設定されたステンレスタンクとホウロウタンク、そして酸化作用を考慮し木樽が使用され、それらすべてが自然酵母にて醗酵されます。

区画ごとに600リットルの樽とステンレスタンクが併用されますが、新樽の香りを敬遠して「樽は古い方が良い」と語るパスカル氏。上級のキュヴェではドゥミ・ミュイと呼ばれる古樽を用いて熟成され、翌年5月の満月時に合わせて清澄及び濾過は行わずにビン詰めされます。ビン熟成は、品質と細かな泡を育んでくれる気温10℃の石灰岩のセラーで最低3年間続けられます。

アグラパールの味わい
ブルゴーニュの白ワインを思わせる酸味のある熟成されたニュアンスと複雑味を持ちながらも、限りなくピュアな味わいです。溢れんばかりに甘く、じゃ香のような花の香りがあり、続いて酵母のような刺激的な醗酵が感じられ、その後グレンモルトが石灰や海風が、白桃と一緒に香ってきます。

世界的なワイン評論家ロバート・パーカー氏は「この触感の豊かさと刺激の調和が創り出す張りと瑞々しさのセンスは、これがアグラパールの通常キュヴェであることを考えると、真に注目すべきものである。その余韻は、想像力と唾液腺を刺激し、その香りも同じく強く大きく、それは桃や新芽を噛んだようで、その衝撃的な価値を倍加させている」と評しています。

フランスにおいて最も権威のあるワインガイド誌”Les Meilleurs Vins de France(レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス)”においては、クリュッグ、サロン、ボランジェ、ジャック・セロスといった一流メゾンに並んで三ツ星を獲得しました。

自然の恵みを十二分に受け取ったアグラパールのシャンパーニュは、今世界から注目を集めています。