日本 宮城
ブドウ品種:北醇(Hokujun)64%、マスカット・ベリーA 36%
初めて仕込んだ2023年ヴィンテージは、思うようにはいかない結果のワインになったとお伝えいたしました朱色のラベルの通称「赤POS」ですが、今年はイメージ通りに上手くいきました。よかったぁ。青POSが、上山の契約農家さんである吉田 篤さんのヴィニフェラ品種なのに対して、赤POSは、同じ上山の契約農家さんであり、吉田さんの友人である秋葉 陽輔さんの北醇という中国原産の珍しい山葡萄系の品種をメインに仕込んでおります。みなさまご存知、マスカットベイリーAという日本で生まれたハイブリッド品種の親が、マスカットハンブルクというぶどうからの交配品種なのですが、この北醇もまたマスカットハンブルクと山葡萄(アムレンシス)という品種交配から生まれたぶどうです。両方のぶどうが同じ遺伝子系統の品種同士であれば、シンプルに相性も良いよね!というノリでブレンドし、よりその両方の個性を引き出せる上に、足りないところも補填し合える、日本ならではのブレンドになったと実感しております。
柔らかな果実味やベリー系の風味、穏やかな酸やタンニン、十分な旨みが相まって、日本らしい東北のワインを生み出せたのではないだろうかと思っております。日本ワインらしさとは何かを追求していく中での一つの正解かもしれません。そんな面白いワインに育ってくれました。ぜひご家庭や気軽なシチュエーションでみんなと楽しくお召し上がりいただきましたら幸いです。
◯味わい 無花果、赤スグリ、ラベンダー、白胡椒
◯シーン 祝宴や、会食の席で嗜む
◯温度帯 16℃前後
◯グラス 丸みのあるワイングラス
◯お料理 焼きトン、ロールキャベツ、ねぎま鍋
◯飲み頃 今~2032年
◯飲みきり 抜栓から5日以内
下記のメッセージを、友人である世界的アーティストさわひらきさんにお願いし、POSというワインが生まれました。実はその時に、もう一つのデザイン案があったのです。
悩んだ末に青いデザインのPOSに決定したのですが、このもう一つのデザインやコンセプトも諦めきれずに、赤いデザインの通称、「赤POS」とさせて頂きました。
『 Positive thoughts 』
いつの時代も、一般的にいう悲劇は、天災だろうと人災だろうと少なからずとも起こります。私たちは、この地球で、人として生まれてきました。人は地球上の生命体の、ほんと僅かな1種でしかありません。毎年目まぐるしく変わりゆくこの地球の営みの中で、その変化に戸惑い、喜怒哀楽を感じるのは、欲という本質を持った唯一の、生命体である人に生まれたからにすぎません。だからと言って、人を悲観し、卑下するわけではなく、特異な生命体だからこそ、この地球の営みのためにできることがあるのだと思います。
人災や天災が仮に起こったとしても、考え方一つで、不幸にも幸せにもなり得るのです。全ての運というものは、全て自ら引き寄せる事だと思っていて、常に前向きな気持ちで、豊かに楽しく暮らしていくことの積み重ねで、幾つもの幸運を呼び寄せることが出来ると思っています。その反対もまた然り。生きていく中で、さまざまな困難や試練が待ち構えていて、それを乗り越えることで、新しい未来が待っています。一度きりの限られた命ある同じ時間を、みんなが平等に与えてもらえているとするのなら、楽しく、どんなに辛いことがあったとしても、楽しく生きていたいですよね。そんなストーリーで、POSというワインを造りました。
一粒の種
地に落ちる種
清らかな水
降り注ぐ太陽
痛いほどの雨
吹き渡る風
本能
幸せと不幸せ しなやかに
この地球に 明日も明後日も 幸せの雨が降ること
時に笑い 時に泣き 時に怒って 時に喜ぶ
愛らしき私たち この地球に満ちる幸せの連鎖
あなたから私に 私からあなたに 連鎖する笑顔
一粒の種から いつかこの地球のどこかで 新しいワイン 生まれました
Poem by さわ ひらき