A Toi Nous 2022 Andrea Calek / ア・トワ・ヌ アンドレア・カレク

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フランス コート・デュ・ローヌ

ブドウ品種:シラー,グルナッシュ

軽やかな日常酒!

黒系果実のジャムの様な香りと、柔らかく軽やかな口当たり。赤ワインとロゼを合わせたワイン。

シラー主体でグルナッシュをアッサンブラージュしたアンドレア自身の日常酒的なキュヴェ。半分はマセラシオンせずにダイレクトプレスしたモストのみを使用。若い樹を主体にしているので開放的でオープンな味わい。フルーツのフレッシュさ、楽しさを楽しむキュヴェ。一番早く飲み頃を迎える。飲み心地最高!酸化防止剤無添加。

アンドレア・カレク

●ル・マゼルの畑を受け継いだお騒がせ者「アンドレア・カレク」●

ヴァン・ナチュール第1世代のマルセル、ピエール・ブルトン等に直接習った第2世代。ギィ・ブルトン、ヤン・ロエル等に負けない独特の個性で、お騒がせ者。でも、何故か皆に愛される「アンドレア・カレク」。



ビオディナミ・コンサルタント

『ニコラ・ジョリーのル・ヴァン・ドゥ・シェル・アラ・テールを翻訳し、ニコラ・ジョリーと共にビオディナミをチェコに広めたのがアンドレア・カレク』

1970年、チェコのプラハで生まれた「アンドレア・カレク」は、16才の時に既に祖父の下でワイン醸造を経験している。

その後、母親の薦めで軍隊に入っていたが、休暇中に訪れたフランスに不法に長く滞在し、強制的に帰国させられてしまう。

『ワインを仕事にするつもりはなかったが、偶然ギィ・ブルトンやマルセル・ラピエールと出会いワイン造りに惹かれていった』


オリーブの樹の保守と歴史的建造物の保守を仕事として再びフランスに入国するが、栽培や植物学を突き詰めたいと考え、葡萄に興味を持つ。

『考古学と植物学に興味があった。考古学は仕事にならないし、学ぶには地位とお金が必要だったので植物を選んだ』


直ぐに、オリーブの仕事を辞め、リヨンの栽培・醸造学校に通い、基本的な醸造学と栽培を学び始めてしまう。

『当時、ジュール・ショヴェが提唱した自然なワイン造りをマルセル・ラピエールやピエール・ブルトンが実践していた時期だった』


そんな時、故マルセルにヌーヴォーのパーティに招待され、「ギィ・ブルトン」等と知り合い、自然なワイン造りに惹かれていった。その後、栽培・醸造コンサルタント会社で働く事を決め、「ギィ・ブルトン」と再会。一緒に住み、共に学んでいく内にワイン造りの考えを同じくしていく。

『ドメーヌ・オーヴェット、ラ・ブラック等でビオディナミを導入する仕事を担当。その後、ボジョレーで3年間醸造コンサルタントをしていた』

2005年には「ヤン・ロエル」がヴィヌメンティスを立ち上げ、これに参加。ヤンと共に「ジャック・ネオポール」の考えを具現化していった。

 

ル・マゼルの畑を受け継ぐ

2007年、遂に「アンドレア」はアルディッシュ県アルバ・ラ・ロメンヌに自らのドメーヌを立ち上げる。

『ル・マゼルのジェラール・ウーストリッヂが5haの畑を売ってくれたので、その隣のガレージに醸造設備を入れてスタートした』


当時、30haの畑を所有していたル・マゼルは醸造規模を超えており畑の売却先を探していた。ル・マゼルで研修していた「アンドレア」に譲ってくれた。

『ル・マゼルの1つ南の丘で隣町の畑。北東を向く斜面の1枚畑で理想的環境。ル・マゼルより少し冷涼な場所なので収穫も遅い』


ル・マゼルのジェラールを師と仰ぎ、尊敬しており、色々な産地を見てきた「アンドレア」にとって彼等の畑、自然環境こそがワイン造りの理想。

『畑はビオロジックで周辺が森と葡萄以外の畑なので生物多様性が維持できる。生活排水等の影響も無い葡萄栽培の最適地』

栽培、醸造環境は最高だが、生活環境は酷く、10年経っても住居は未完成でキャンピングカーでの生活が今でも続いている。

『口癖は働くのが嫌い。自分は怠け者だと解っているので自分の好きな事以外はやりたくない。好きな栽培と好きな醸造しかしたくない』


破れたシャツと短パン、タバコを吸いながらパスタを作り、朝からワインを飲みながら3時間かけて食事。その後、畑仕事をして昼寝。これが毎日。

 


キャンピングカーに住みながら

栽培は長く一緒に働いている「ステファナ」が担当。「アンドレア」と対照的で止まる事のない働き者。スペインで自然なワイン造りを経験している。

『ラボで全ての指標をチェックして対応するのは意味が無い。人の心を動かすワインは数字では計れない。葡萄を感じる事が大切』


10年前、自然なワイン造りは完璧な清掃でバクテリアの進入を許さない事と語っていた「アンドレア」。今でも醸造所は綺麗で彼の見た目とは全く違う。

同じ畑で10年以上醸造を繰り返し、畑の個性が理解できてきたそうで、数値ではなく、肌で温度やワインの動きを感じる事を重視している。

『毎年、沢山の事を学び、次の年は完璧に畑を理解したと思って醸造を迎えるが、また今年も沢山の事を学ぶ。完璧なんてあり得ない』

毎年コンディションの違う葡萄に合わせて醸造していく。人が介入するのではなく、野性酵母が自由に働けるように補助するだけ。

『発酵が2年続くなら、そうするだけ。マロラクティックが始まらないならそれで良い。発酵容器も熟成容器も何でも良い。葡萄がワインを造るから』


基本的に収穫からボトリングまで一切の酸化防止剤の添加は行わない。

『酸化防止剤を添加しないのは必要ないと判断したから。必要があれば添加するが今まで必要だった事はない』


壊れたシトロエンが醸造所の目印で奇抜な印象の「アンドレア」だが、的確で完璧な仕事が出来ているからこそ酸化防止剤さえ必要ないのだろう。