Beaujolais Village 2022 Romuald Valot / ボージョレ・ヴィラージュ ロミュアルド・ヴァロ

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フランス ボージョレ

ブドウ品種:ガメイ

水晶が混ざった花崗岩で育つ低収量のガメイをセメントタンクでマセラシオンカルボニックした後プレスし、セメントタンクと木樽で発酵・熟成しサンスフルで仕上げました。鮮やかなパープル色の外観、フランボワーズやレッドチェリー、リンゴのアロマ、柔らかなアタックに心地の良い酸味と落ち着きのある味わいで冷涼でドライな仕上がりです。

Romuald Valot / ロミュアルド・ヴァロ

「まだまだすごい造り手がいるんだな。。。この懐かしい味わい。。。」これが試飲したファーストインプレッションです。
SudWestの造り手・ロスタルから、「友人のボージョレの生産者は一度、会った方がいいし、彼のワインは飲んだ方がいいよ。」と連絡を受けたのが2017年の6月。ボージョレのナチュラルな生産者は出尽くした感があるのでは、、と半信半疑でコンタクトをとりボージョレ・ヴィラージュ地区・ボージュ村の教会で待ち合わせ。かなり使い込んだ四駆で笑顔全快で窓から手を振りやってきたのが、約束していたロミュアルド・ヴァロ。まっすぐな瞳と底抜けの笑顔が強烈な印象として記憶に残っています。
両親はオートコートドニュイでブドウ栽培を生業としており、かつては自社ブドウでワインも造っていたそうです。そんな両親のもとで育ち、自然とワイン造りに興味を持った彼は、高校卒業後の2年間、ブドウ栽培の学校で学びます。卒業後はプロヴァンス地方バンドールのシャトーヴァニエールで働き出します。この蔵で農薬不使用の自然なブドウ栽培、昔ながらの天然酵母での自然な醸造に触れたことがその後の彼の人生に大きく影響しました。一度、ブルゴーニュの実家へ戻り両親のブドウ栽培を手伝いますが、残念なことに、彼の両親はその後の離婚を機にワイン造りから離れてしまいます。それを機に彼はシャンボール・ミュジニ―のドメーヌで長年働くことになり、それはなんと今も続いております。
この蔵元はフェヴレイにもブドウを売っているそうですが、亜硫酸に対してアレルギー体質を持っていた彼は、生物多様性がある農業とピュアなワインを造りたいとの気持ちを年々強くしていきます。
念願かなって2013年に畑と醸造所を取得。真にナチュラルなブドウ栽培を志すなら周りに農薬を使用している畑や環境があってはならないと常々考えており、縁があり選んだ地が自然と緑が溢れるボージョレでした。醸造所兼自宅はモルゴン、レニエの西側のボージョレ・ヴィラージュ地区Beaujeu(ボージュ)村から小高い丘の急勾配を東へ200mほど登った場所にあります。車一台がやっと通れる道を上ったそこには畑と彼の醸造所兼自宅しかありません。
現在、畑は自宅そばのボージョレ・ヴィラージュを2区画(3ha)、シェナス(2ha)、コートドブルイィ(1ha)、レニエ(0.5ha)、シャルドネ(0.6ha)、合計約7ha。
生物多様性ある農業を志す彼は畑にブドウだけでなく、アプリコットや桃の樹を混植、基本的に一切耕さず一切ボルドー液も使いません。平均収量は20hl/haと驚異的な低収量、収穫はこまかく選果しながら行います。彼の畑のブドウは、実が小さい状態のまま光合成を繰り返し熟していくそうで、ゆえにブドウ粒の内側の果肉やエキスはしっかりつまっており、良質な酸も残るそうです。
彼のワインはどこまでもピュアで素直、さらに上品さも纏っていますのは、お飲み頂ければご納得頂けるかと思います。「キーは低収量、樽発酵、樽熟成なんだ!」だと彼はいいます。亜硫酸添加を嫌う彼は、その上、発酵から瓶詰めまで一切添加物なしの醸造です。そして美味しさの最終仕上げは時間。ゆっくりと1年から2年ほどかけて樽で寝かせます。瓶詰めは月の満ち欠けを考慮してその日を選びます。
ブドウ栽培から瓶詰めまで、じっくりと手をかけ暇をかけ想いをかけ、一本一本のワインを仕上げていきます。彼の姿勢や生き様は、視線や纏う雰囲気に如実に表れており、それは写真を見てもらえば感じ取って頂けるかもしれません。あまりにまっすぐな生き方を貫いているためか、経営的にはまだまだ厳しいものがあるようで、前述したシャンボールの蔵元でも今も仕事を続けており、二足のわらじを履いております。
「畑もワインも、きれいなものを、ピュアでナチュラルなものを造りたいんだ。ワインが好きな人にも普段飲まない人にも、様々な人に自分がつくった純粋な美味しさを手頃な価格で届けたい。」と夜まで飲み語った際に、静かに暖かいまなざしで語ります。「俺が生きたいように生きている。それこそが冒険さ。」と笑う彼は今もセラー2Fの質素な部屋で一人住まいを貫き畑に向き合っています。