フランス ブルゴーニュ
ブドウ品種:ピノ・ノワール
じんわり旨味がひろがる
薄く少し濁った色合い。軽やかで果実は柔らかく、きめ細かく丸みのあるタンニン。全房発酵による涼しさもあり、エレガントな味わい。昔のパカレを思い出してしまうファンにはたまらない1本!
茎まで熟してから収穫。全房のままエナメルタンクに投入し、足で踏んで破砕。野性酵母のみで発酵。マセラシオンは2週間程度。発酵終了後、垂直式プレスで圧搾し、一部はアッサンブラージュする。古いトノーで9ヶ月間熟成してからボトリング。
ビオディナミのスペシャリストが独立『理想のワイン』
『モンティーユ』にビオディナミを導入した栽培責任者が『ドミニク・ドゥラン』と出会い、自然醸造を経験。サントネイの外れシャセイ・ル・カンで自然なワイン造りを始めてしまう。
サントネイとリュリーの間に位置する「シャセイ・ル・カン」。村名も名乗れない、ブルゴーニュしか名乗れない人口80人の小さな村がある。
コート・ドールから僅か5分のこの村の葡萄畑は放棄され、森と荒地の方が目立つ。ここで「ナイマ」「ダヴィド」夫妻はワイン造りを開始した。
『コート・ドールの畑は高くて買えるはずがない。必要だったのはアペラシオンではなく、森に囲まれた自然環境と土壌の健全性』
当主は「ダヴィド・ディドン」。現在も「エティエンヌ・ド・モンティーユ」で栽培責任者として働いていて、ビオディナミの導入を推進した人物でもある。