La Ferme de Sato Sour Bois 2019 Sato Wines / ラ・フェルム・ド・サトウ スー・ボワ サトウ・ワインズ

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ニュージーランド セントラルオタゴ

ブドウ品種:カベルネ・フラン

自社畑(ビオディナミ)内で北北東向きの Block4 に植えられたフランの樹は、夏の強 い日差しの中森のように日陰を作り、佐藤さ ん夫婦に癒しを与えてくれます。手摘みされ たブドウは全て除梗され、6 日間の低温浸漬。 小さな開放タンクで野生酵母による醗酵(18 日間)、その後さらに 5 日間のマセレーショ ン。バスケットプレスされステンレスでブレ ンド、古樽にて 15 ヶ月熟成(MLF)。5ppm の酸化防止剤と共にラッキング、10ppm を 添加しボトリング。瓶内熟成 12 ヶ月以上。 ノンフィルター、清澄剤不使用。

2007 年にセントラル・オタゴへ移住し、2009 年から自身のレーベル Sato Wines / サトウ・ワインズを設立した佐藤さん夫婦 ですが、これまで周辺のビオディナミ(バイオダイナミック)もしくはオーガニック農法で栽培された買いブドウからワイン造りをし てきました。しかし設立前にフランスなどワイン伝統国の自然派の造り手で経験を積み、彼らや NZ 国内の先達たちにビオディナミに ついて学んできた 2 人にとって、自分たちの畑および醸造所を持つことは1つの明確な目標でした。

その 2 人にとって念願の自社畑プロジェクトが始動したのは 2016 年。セントラル・オタゴ ピサ地区の平均標高 300m を超え る高所のロケーションに、適度な広さがあり傾斜の激しい斜面に位置する絶好の土地と出会ったのです。裸の牧草地だったその土地を 購入し、一から土壌成分や斜面の向きなどを徹底して調査した2人は、その土地がシスト(片岩)を多く含み、冷涼な気候であるセン トラル・オタゴにおいてもさらに昼夜の寒暖差が大きい微気候をもっていることを確認します。調査を重ね、畑を土壌や標高、斜面の 向きによって6つの区画に分けて管理(総面積は 3.1ha)することにした2人が選んだのが、Pinot Noir, Chardonnay, Chenin Blanc, Cabernet Franc, Gamay という5つのブドウ品種でした。2016 年にクローンを選抜して植樹を開始。当初からビオディナミを実 践し、少しずつプロジェクトを進めていった彼らは遂に 2019 年産のブドウから初めて自社畑シリーズのワインをリリースすること を決意。同年畑の横に醸造所を新設し、「La Ferme de Sato / ラ・フェルム・ド・サトウ」として全5種類のワインを仕込みました。

自社畑は標高 1950m のピサ山を背後に、底に湖のあるクロムウェル盆地の西側の丘に位置しています。標高は最も低い部分で 298m、最も高い部分では 349m にも及び、冬季に発生する霧を眼下に見下ろすとまるで雲の上にいるかのようです。土壌は区画に よって違いはあるものの、混じり気の少ないシスト、クォーツ(石英)、氷河堆積土壌や石灰が多いことが特徴。非常に水はけが良く、 保水性も低いため、土壌構成を発展させていくためには畑におけるハードワークが欠かせません。また強風吹き荒れる傾斜のきつい斜 面に位置していることもその特徴で、朝の時間帯に日照量を享受しつつ、比較的早い日没により夜は温度が下がるため昼夜の寒暖差は とても大きくなります。結果的に、存分に日光を浴びながら、冷涼気候による恩恵を受けた素晴らしいブドウが収穫できるのです。