"Lune a Boire" Blanc NV Marc Kreydenweiss / ルナ・ボワール・ブラン マルク・クライデンヴァイス

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フランス アルザス

ブドウ品種:ピノ・ブラン、オーセロワ、シルヴァネール、リースリング、ゲヴュルツトラミネル

優しくて丸くてぐるぐる(ゴクゴク)飲めちゃう

フルーティーでジューシー、丸く優しい口当たり。親しみやすくするすると飲めてしまいます。

エコセールを取得している友人の葡萄を使用。60%ピノ・ブラン、オーセロワ、20%シルヴァネール、10%リースリング、5%ゲヴュルツトラミネル。アルザスの全ての土壌に育つ色々な品種をアッサンブラージュしている。野生酵母のみで醗酵。熟成は澱と共にフードル樽で12ヶ月間。毎日飲めるような軽やかでナチュラルな味わいを目指した。

アントワンヌが始めた新しいワインがルナ・ボワール・シリーズ。同じ考え方を持つ友人(エコセール取得済)の葡萄を使って、酸化防止剤無添加で醸します。
通常のワインとは異なり、毎日楽しく、グビグビ飲めるワインを目指します。アントワンヌが考えるアルザスのグルグルワイン。

アルザスを代表する歴史的造り手

300年以上の歴史を誇る古典的造り手だが、毎年変わるエチケット、ビオディナミの導入、ローヌへの進出等、前衛的。長期マセラシオンやアンフォラにも挑戦している。

バ・ランを代表する造り手

300年以上の歴史を持つアルザスを代表する造り手「マルク・クライデンヴァイス」。その歴史は修道院の畑をグレッセール家が購入した事から始まる。
『アンドロウ修道院の葡萄畑の一部を引継ぎ、葡萄栽培農家として始まり、1850年代にこの地域で初めてワイン醸造、瓶詰めを開始』
その後、1948年にデニス・グレッセールとルネ・クライデンヴァイス家が結婚したことでドメーヌ・クライデンヴァイスとなった。

本拠地はライン川下流、バ・ラン地区のアンドロウで13ha。バ・ランの優良畑はほぼ全てアンドロウ周辺に位置している。
『オー・ランはヴォージュ山脈の高い位置にあり、強固なワインを産む。バ・ランは標高が低いが、アンドロウ周辺は地形が入り組んでいて複雑』
アンドロウは丘が入り組んでいて地形が複雑。隆起した丘は土壌も複雑でテロワールがある。オー・ランに負けない繊細さ、複雑さを得ている。
『1999年にはコスティエール・ド・ニームに16haの畑を購入。アルザス同様にビオディナミを導入。収量も40hl/haに抑え、ニームとしては異例の上品さを感じさせるワインを造っている』

現当主は13代目「マルク・クライデンヴァイス」だが、1990年から加わった兄「マンフレッド」がローヌ。弟「アントワンヌ」がアルザスを担当している。
『マンフレッドは畑の専門家でビオディナミを担当。醸造は2004年から加わったアントワンヌが専門でアルザス、ニーム共に担当している』
90年代の彼等のワインはクライデンヴァイスらしい凛とした強さや上品さを失っていたが、アントワンヌの加入で「らしさ」を取り戻した。

89年よりビオディナミ

マルク・クライデンヴァイスの歴史で最も大きな変革は1971年、23歳の若さでドメーヌを引き継いだ「マルク」によってもたらされた。

1984年、より畑毎の個性を際立たせることを目的に有機栽培を導入。更に、収量を半分程度、40hl/ha以下にまで落としてしまう。
『1989年にはアルザスで初めてビオディナミを導入。以降、更に畑毎の個性がはっきり感じられるワインに変化していった』
畑ではビオディナミ調剤と独自のホメオパシーのみで病気、害虫に対応している。またできる限り森を残し、自然と葡萄樹を共存させている。
『グラン・クリュは特に森と接している。葡萄樹は他の植物の影響を受け、虫や動物にも影響されることで強くなる』
その年の個性は葡萄樹だけではなく、その他の植物や動物からの影響によっても変わってくる。それこそが本来の自然。