南アフリカ スワートランド
ブドウ品種:ピノタージュ
淡い全体的にほんのりオレンジがかったルビー色。プラム、ワイルドローズ、リコリス、ジビエの香り。味わいは、プラムなどのあと、イチゴコンポートのような甘やかな風味がでます。
全体的にはワイルドローズなどの親しみある華やかさがあり、エレガントさがあり、品のいいリコリスなどのやや甘やかなスパイスの香りも。酸味は高いがなめらかで全体とのバランスよく溶け込んだ印象。ダージリンティーのような華やかな風味とタンニン、アフターには丸みのある苦みと華やかさが穏やかに続きます。
ここ最近あったピチピチした感じは今回一切ないです。酸もいつものようなすっぱい感じはなく、高いけれどなめらかさがあり全体的に一体感があります。エレガントキレイ落ち着いた薄旨(濃いロゼ?)系赤です。
フリカンブラザーズとテスタロンガのコラボワイン。ラベルはゆづきの小3年の時の読書感想画を採用。モモちゃんという少女が初めて傘を買ってもらい、少し緊張した表情でさしているシュールな作品。クレイグがこの少女の小さなポケットに着眼し、ワン・ポケット(一か所)のピノタージュから造られていることとアフリカンブラザーズのためだけにという意味合いも込めて名付けられました。真砂土壌のパーデバーグの単一畑の樹齢22年のピノタージュを使用。乾燥農業。ブッシュヴァイン。手摘みで収穫、選果後、全房でプレスし、500リットルの古樽で自然発酵、マロラクティック発酵。ノンフィルターで瓶詰め。
Testalonga テスタロンガ
Craig Hawkins クレイグ・ホーキンス
南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立。
西ケープ州に点在する放置された高樹齢の畑を借り、自身で耕作し復活をさせるなどして、有機栽培のブドウを採用しています。ブドウがワインになってゆくプロセスを最小限の干渉で見守り、その年の出来を最大限に生かすワインを造り出します。全ての工程において添加するものは何も無く、条件の良いヴィンテージでは、瓶詰め時のSO2も添加しません。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。