オーストラリア ヴィクトリア
ブドウ品種:シラー
VIC州サンブリー、ボニー・ブルックに位置する畑のシラーから造られたロゼペットナット。ブドウはすぐにプレスされ、ステンレスタンクにて野生酵母による醗酵。既定の残糖度に達した段階でボトリング。ノンフィルター、酸化防止剤を含む一切の添加物は不使用。ピンクがかった落ち着いたロゼ。アセロラや梅を想わせるような果実味と高い酸が特徴的な辛口。
「LiquidRocknRoll/リキッド・ロックンロール」はオーナーワインメーカーであるアレクサンダー(アレックス)・バーンとその友人キム・ファレルの、音楽とワインのある人生を愛する2人によって2013年に設立された年産1500ケースほどの新しいプロジェクト。アレックスがワインに携わるようになったのは僅かに17歳の時で、農業と園芸を学びながらドミニク・ポルテのタルターニ・ヴィンヤードで働き始めたのが全ての始まりでした。その後接客業やワインセールスを経験した後、ドミニク・ポルテがヤラ・ヴァレーに新設したワイナリーで2002年セラーハンドとして再度雇われ、以降はワインメーカーとしての道を突き進みます。ディーキン大学およびチャールズ・スタート大学で醸造学を修め、同時にマーガレット・リヴァーや北ローヌのワイナリーでヴィンテージも経験。
卒業後はブルゴーニュで経験を積み、オーストラリアへ帰国。レスブリッジでワインメーカーとして働きつつ(現在は契約を終了している)、自身のブランド「BryneWines」をバララットで立ち上げます。そして2013年、同じくワイン業界で事務方として経験を
積んでいたキムと出会い意気投合、「今までとは異なるスタイルで、より挑戦的な姿勢でワインを造ってみたい」と立ち上げたのが「リキッド・ロックンロール」です。
ワイン造りに通じるコンセプトはミニマム・インタヴェンション(最低限の人的介入)で、醗酵は全て野生酵母、添加物は必要最低限の酸化防止剤のみ。ヴィクトリア州の冷涼な気候を備えた畑から採れるブドウ(自分たちの目が届く範囲で信頼関係のある農家から購入)から品種特性やテロワールをしっかり表現して造られます。ナチュラルなアプローチですが、「クリーンな酒質で飲む喜びを純粋に感じられるワインを造りたいんだ。良いロックンロールと同じさ。エキサイティングでエネルギーに溢れ、良い気分にさせてくれるだろう?」と飲みやすくも刺激的なワインをオフ・フレーヴァーなく仕上げます。