石灰上の粘土シレックスで育つ樹齢35 ~ 45年のピノノワールを ステンレスタンクでマセラシオンカルボニック後プレスし発酵、ボルドー樽とブルゴーニュ樽で7ヶ月熟成しました。透明感のある落ち着いたガーネット色、ラズベリーやザクロ、カシスの香り、柔らかく拡がるアタックに穏やかなタンニンと若い酸味、冷涼なイメージでアフターにわずかに渋味が残ります。
9月14日収穫/40hlのステンレスタンクで1週間マセラシオンカルボニック 水平式プレス機でプレス 20hlのステンレスタンクで10日間発酵(7日間マロラクティック発酵) 225L・228Lの木樽で7 ヶ月間熟成 無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年4月
ジェレミー・ショケについて
ロワールに又、新しい生産者が誕生しました。
JeremieChoquetは1983年6月9日生まれ。Toursの近くにRocheという美しい街がありますが、そこの農業学校を卒業の後、2009年にThierryPuzelatの友人でアンジェでBIOを実践するパスカルの所で1年醸造所の仕事をしました。
2010年~2014年はDomainedesPinsSoingenSologneと言う食肉の関係の会社で仕事をしながらワイン造りの準備をしておりました。
2015年に近所のワイナリー、DomainedelaGaudronnieireの15haの畑の仕事をしておりました。そのオーナーが持つ畑の6haをジェレミーが借りる事になりました。そして2015年から完全ビオにしました。1.6haPinotNoir、0.80haCot、0.40haGamayそして2019年から2.3haのSBを借りました。
奥様のBlandineFlochは1986年9月17日ロワール生まれ。アンボワーズの醸造学校を出た後、ThierryPuzelat氏やLesVinsContesの所で働き、2人は2015年に出会いました。そして一緒にワイン造りをする事になります。畑の仕事は主にジェレミーが中心、そして醸造はBlandineが行います。彼女はきちんと醸造学を学び、そしてナチュラルワインのTopの生産者の所で実践した経験の持ち主。でもそれ以上にとても感性が豊かで2018年の最初のリリースから素晴らしいワインを造りました。とっても吃驚です。
私は2010年と2015年にPinotNoirを植え、同じ2018年から造っていますが、技術は彼女の方が上のようです。私の畑がまだ赤ちゃんのせいもありますが、初っ端からこんなワインを造っちゃうなんて・・・やきもちすら覚えちゃいますね(笑)ロワールはブルゴーニュではありませんから、なかなかPNは難しいのですが、彼女のPNは私の目指すロワールのPNに近いです。最近、素晴らしい女性醸造家がどんどん誕生しますが、醸造は女性の方があっているのかもしれませんね。8ケ月前に男の子が誕生。2019年の秋は赤ちゃんを抱えながら醸造しました。本当に逞しい女性です。将来が楽しみです。生産量はまだまだ少なく、50%フランス、50%は輸出でフィンランドと日本とアメリカの3つの国だけです。少しずつ無理なく、生産量を増やす予定です。
(2019年12月5日第二回目訪問)