Pouilly Fuisse "Cuvee Unique" 2021 Guffens Heynen / プイィ・フュイッセ・キュベ・ユニーク ギュファン・エナン

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フランス ブルゴーニュ

ブドウ品種:シャルドネ

綺麗に過熟した葡萄の強さ

白い花、ネクタリン、スモーキーな香り、そして長く塩分を含んだ余韻が印象的です。

非常に困難なヴィンテージ2021において、この区画は幸運にもかなり熟していて力強い。《Cuvée Unique》 しかないだろう。これは 2014 年のワインに匹敵するように思える。各区画で収穫を極限まで遅らせた葡萄が、最終 的にブレンドされ、結局、貴腐菌のない綺麗な過熟のような葡萄の集まりとなり、味わいに力強さをもたらしました。この難しい年に最後に驚きと喜びを与えてくれました。

苦労と努力の年

ジャン・マリー・ギュファンからの手紙

親愛なる友人の皆さん。2021 年は、私のワインメーカーとしての長いキ ャリアの中で最悪のヴィンテージである、と言って驚かせるつもりはない。 年間を通して天候は壊滅的だった。収穫の為の僅かな休息は、極僅 か最低限の必需品を確保することを可能にしただけでした。バルサック では霜害によって葡萄は完全に破壊され、葡萄樹も痛み、将来の収穫 を危うくするほどだった。2017 年以来、回の霜に見舞われた。

霜による大きな被害

ブルゴーニュでは、我々に運はなかった。ヴェルジッソンとピエール・クロ の高樹齢の葡萄樹は霜によって大きな被害を受け、霜を免れたサン・ ヴェランはその後、雹に見舞われた。酷過ぎる。トゥーレットも霜に見舞 われたが、幸い他の地域ほどではなかった。

つのエステートの合計 31ha から 481 ヘクトリットル、1ha 当たり平均 15.5 ヘクトリットルのモストを得た。シャトー・クロジオ(バルサック)では、 辛口も甘口も一切のワインを提供できません。ドメーヌ・ギュファン・エナ ンでは、大幅に販売を制限せざるを得ません。

極限まで収穫を待つ

ドメーヌ・ギュファン・エナンではリスクを冒して、収穫をかなり遅らせるこ とで、満足のいくレベルの熟度を得ることができましたが、例年には遠く 及びません。ある意味でブルゴーニュらしいフレッシュを味わう事はでき ます。出来る限りの事はしました。お好きな方にはご満足いただける品 質でしょうし、2021 という歴史に残るヴィンテージの個性を味わってもら えれば嬉しく思います。


最初で最後のワイン

ピエール・クロは 段階に分けて収穫した。まず、《エン・クレイジー》。キ ュヴェ全体を構成する低樹齢の葡萄。樽で発酵させた後、月以降に タンクで熟成させたこのワインは、酸味があり、収量が少ないため非常 に強い果実を持ち、余韻が長いのには驚きました。 丘陵部は、かなり収穫が遅く、ヴィンテージとしてはかなり印象的な結 果となり、思った以上に満足しています。皆さんは、どう感じるでしょう? 私はこのワインを 《ドゥジエム・ヴァンダンジュ・ド・シャヴィーニュ》(シャ ヴィーニュの第二の収穫)と呼ぶことにした。勿論、購入してくれた人に 再び誤解を与える為です(笑)。最初で最後のワインでしょう。


貴腐菌のない綺麗な過熟

サン・ヴェランは、幸運にもかなり熟していて力強い。《Cuvée Unique》 しかないだろうが、これは 2014 年のワインに匹敵するように思える。プイ ィ・フュイッセも同様で、開花から収穫までの期間が長い事が非常に大 きく影響しています。各区画で収穫を極限まで遅らせた葡萄が、最終的にブレンドされ、結局、貴腐菌のない綺麗な過熟のような葡萄の集ま りとなり、味わいに力強さをもたらしました。この難しい年に最後に驚きと喜びを与えてくれました。

ギュファン・エナン/ヴェルジェ

●白ワインの天才『ジャン・マリー・ギュファン』●

仏2大評価誌で毎年最高評価を得るシャルドネの専門家。その天才的ワイン造りを活かしたネゴシアン部門も高い 評価を得ている。食事に寄りそう典型的マコン。

RVF誌3ッ星、ベタンヌ誌5ッ星

『この型破りな醸造家の造るワインを試飲するのは 常に素晴らしい瞬間だ』

Le guide des meilleurs vins de France2015 「ドメーヌ・ギュファン・エナン」はRVFで最高評価の 3 ッ星を獲得。「ベタンヌ・ドゥソーヴ」でも最高評価 の 5 ッ星を得ている。

『ブルゴーニュで 5 ッ星評価はロマネ・コンティやルソ ーを含めて 11 軒のみ。白ワインの魔術師』

当主の「ジャン・マリー・ギュファン」は 1970 年代に 妻と共にブルゴーニュへ移住したベルギー人。 ワイン造りとは関係ない環境にいた彼だが、一気にト ップ生産者の仲間入りを果たしてしまう。 皆が彼を「天才」と呼ぶ。試飲をしていても芸術家の ように感覚でワインを判断していく。表現も独特。ワイ ンのパワーを表現する。

『ヴェルジェでは常に良い葡萄を自分で選んでその 畑の表情を引き出す。楽しい仕事だ。ギュファン・エ ナンは自分の葡萄のポテンシャルを毎年確認し、高 めるのだ』

毎年異なる60キュヴェをリリース

1980 年からは、ネゴシアン部門である「メゾン・ヴェ ルジェ」を手掛けている。

『ネゴシアンを始めたのはマコン以外でシャルドネの 新しい可能性を見つけたかったから。色々なシャル ドネに出会うと興奮する』

「シャブリ」「コート・ドール」「マコン」等、各地の葡萄 栽培家や造り手と情報交換をしながら、その年の買 取り区画を決めていく。

『皆が驚くような造り手の葡萄も僕等は手に入る。 毎年買い続けるから』

熟成中の樽には色々な有名な造り手の名前と区画 が記入されていた。 「ヴェルジェ」の醸造責任者で「ジャン・マリー・ギュフ ァン」の右腕が 10 年以上働いている「ジュリアン」。 全ての畑に出向き土壌、日照条件を熟知している。 栽培チームも率いていて一部の畑では栽培も自分 達で手掛ける。 醸造は「ギュファン・エナン」とほぼ同じ。優しく圧搾、 フリーラン果汁を重視していてプレス果汁は完全に 分ける。

『PH が低いフリーラン果汁は上級キュヴェとして樽 発酵・熟成。プレス果汁はコンクリートタンク及びス テンレスタンクで村名として醸造する』

発酵は野生酵母のみ。フレッシュな白ワインに関し ても低温から始め、できる限りゆっくり時間をかけて 発酵させる。

『年によってはアルコール発酵とマロラクティック発 酵が同時に行われることもある。常識では考えられ ないが、これによってワインは軽やかに仕上がる。 ヴェルジェの個性に合っている』

通常、醸造学上は 2 つの発酵が同時に進む事は危 険とされ避ける。しかし、彼等にとっては果実の重さ を出さずにバランス良く仕上げることができるとして 好意的に考えられている。

『最良の葡萄で無ければ最高のワインは造れない。 最良の葡萄が手に入らなければその区画のキュヴ ェは造らない。格落ちさせる』

「ヴルジェ」でリリースされるキュヴェが毎年異なるの はその為。

『約 60 のキュヴェを造っている。多く感じるかも知 れないが私にとってはたったの 60 種』

ヴェルジェ・ド・シュッド

『ワインは自然の産物。だから常に変化する。造り 手も飲み手も変わって行くべきだ。何も変わらない ものを求めるならワインでない方が良い』

「ヴェルジェ」を立ち上げてからおよそ 10 年後、彼等 が次に挑戦したのは南仏「リュヴェロン」でのワイン造 り。標高 420m以上の高地にドメーヌを購入し、「ジ ャン・マリー・ギュファン」はここに移住。

『南仏の単純さは熟すまでの期間が短いことに起 因している。標高が高いこの地域は南仏でありなが らゆっくりと葡萄が熟す』

購入当時は適さない品種が多く植えられていた為、 大規模な改植を実施。グルナッシュやシャルドネな ど 7 品種を植えている。南仏のワインも醸造はギュフ ァン・エナン、ヴェルジェと同様。

■(ドメーヌ)ギュファン・エナン マコンの自社畑のみ。

■(ネゴシアン)ヴェルジェ ブルゴーニュの買い葡萄。

■(ドメーヌ)ギュファン・オ・シュッド 南仏リュヴェロンの自社葡萄のみ。

■(ネゴシアン)ヴェルジェ・ドゥ・シュッド 南仏リュヴェロンの買い葡萄。