Prosecco Treviso "L'Estro" Extra Dry NV Marsuret / プロセッコ・トレヴィゾ・レストロ・エクストラ・ドライ マルスレット

¥2,750

(税込)送料 チェックアウト時に計算

Sold Out

イタリア ヴェネト

ブドウ品種:グレーラ

最高にフレッシュで、現地で飲んでる感じに近い感覚でしょう。グレラの香は揮発的ですので、この香が日本で感じられる事は凄い事なんです!桃や洋ナシのような香は他のプロセッコでは、なかなか感じないはず!常温保存禁止!

ヴァルドッビアーデネとの堺、トレヴィゾ側にある自社畑の葡萄のみを使用。手作業で収穫後、空気圧で優しくプレス。セカンドプレスは使わず、協同組合に販売してしまう。低温から醗酵する事で揮発的な香を保持する。

Marsuret / マルスレット

◭瓶詰め後 6 ヶ月以内が美味しい
イタリアを代表するスパークリングワイン、プロセッコ。気軽に、いつでも楽しめるのが魅力です。複雑性や余韻の長さよりも、グレラ種そのものの香や葡萄を嚙みしめたようなフレッシュな果実感こそが、その 1 番の魅了ではないでしょうか?
プロセッコのフレッシュさはシャルマ方式だから実現できます。発酵期間が短く、アウトクラーヴェ(ガス圧に耐えられる密閉タンク)で造られるので酵母や澱の影響や長い醸造による酸化が少なく、果実そのものの香がストレートに感じられるのです。
一方で、シャルマ方式で造られたワインは酸化に弱く、アウトクラーヴェからボトルに移される時点から劣化(酸化)が始まり、1 年を待たずに、その本来の個性を失ってしまいます。一般的に最も美味しい期間はボトリング後、6 ヶ月までと言われます。通常の生産者はボトリング後、まず自社倉庫に保管。港まで運び、船を待ち、日本に着いた時点で既にボトリング後 4 ヶ月が過ぎています。そこからインポーターの倉庫に運ばれ、出荷される頃には 6 ヶ月を超えています。安価なのでリーファーでない事も…。
マルスレットは僕達のオーダーを受けてからボトリング。船のスケジュールに合わせて出荷し、港で待つ事なく日本へ。2.5 ヶ月後には日本に到着。在庫期間は最長で 2 ヶ月程度ですのでベストの状態の瓶詰め後 6 ヶ月以内にお店にお届けします。

◭小さなマルスーラ、マルスレット
1936 年に創業されたマルスレット。それまでは長く、この地方の伝統的葡萄栽培農家でした。初代、アゴスティーノ・マルスーラの背が低かった為に、マルスレットと呼ばれていたので、このニックネームがカンティーナ名になりました。当初、アウトクラーヴェはなく、フランチャコルタと同じく、瓶内 2 時発酵でプロセッコを造っていました。グレラ種の個性をダイレクトに味わうには、より素直でピュアな醸造が必要と考えるようになり、3 代目エルメスがアウトクラーヴェを導入します。彼等にとってシャルマ方式は大量生産が目的ではありません。グレラ種の洋ナシや白桃のような風味を覆い隠さない唯一の醸造方法なのです。最も酸化や酵母、澱の影響を受けない事が重要だったのです。

◭有機栽培は葡萄の個性を際立たせる
安価なプロセッコを造る為に、この地域の葡萄畑では先進的な農薬や農業が導入され、大量生産化が進んでいきました。大手プロセッコ生産者は畑を持たず、安く葡萄を買い取ろうとする事が、これに拍車をかけていきます。プロセッコでの有機栽培の比率は僅かに 7%です。マルスレットの畑は全て有機栽培。化学薬品は除草剤も含めて一切使用しません。下草は伸び、一部の畑ではベト病に侵されてしまっています。
葡萄樹を支える支柱はトレヴィゾの山から伐採した木材を使用。その木材を地中に打つ際、普通は防腐剤を塗って腐らないようにしてから打ちますが、マルスレットでは木材を焼き、炭化させる事で腐り難くしています。ここでも化学薬品は使われません。有機栽培で最高の葡萄を得てプロセッコを造るマルスレット。それが実現できるのは、実は大手生産者のお陰。収穫し、選別した葡萄はクラス分けされ基準に満たない葡萄は葡萄の段階で販売。珍しい有機栽培のグレラは高値で売れるのです。
現在ではヴァルドッビアーデネに 50ha、トレヴィゾに 35ha、合計 85ha 以上の畑を所有するまでに成長したマルスレット。プロセッコでも珍しい、ずっと家族経営を続ける老舗カンティーナなのです。