The Sleeping Co-Pilot 2023 Intellego / ザスリーピング コーパイロット インテレゴ

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南アフリカ スワードランド

ブドウ品種:ヴィオニエ

綺麗な黄金色。アプリコットやオレンジピール、白い花に、ほんのりハーブや
スパイスのニュアンス。口に含むと、果実のふくよかさとともにやわらかな
タンニンが広がり、オレンジワインらしい奥行きと立体感を感じさせます。
飲み口はドライで、過度な厚みや重さに寄らず、ヴィオニエ特有の華やかさ
をうまく抑えたバランスの良さが際立ちます。食中酒としても非常に使いやすく、華やかさと落ち着きを兼ね備えた、完成度の高いオレンジワイン。

ヴィオニエ特有の華やかなアロマを抑制しつつ、質感とバランスを重視した奥行きのあるスタイル。マルムズベリーとリーベックウェストの間に位置するヴィオニエを使用。この品種は熟度の見極めが難しく、果皮がオレンジ色へと変化する中で、過熟を避けつつ酸を保持した状態での収穫が求められる。また樹冠が小さいため日照の影響を受けやすく、熟度と酸のバランスを見極めたタイミングで収穫される。手摘みで収穫、選果後、破砕し、全房で13日間スキンファーメント。発酵中は過度な抽出を避け、穏やかなアプローチを取ることで果実本来のピュアな表現を維持する。その後、丁寧にプレスし、シュールリーにて500リットルのフレンチ古樽で10カ月発酵熟成。ノンフィルターで瓶詰め。「スリーピングコーパイロット」という名前はワイン造り初年度に共に働いたインターンとの出来事に由来。収穫期の移動中、助手席に座る彼の役目は運転中の会話で眠気を防ぐことだったが、出発して間もなく彼(副操縦士)が眠り込んでしまい、運転していた生産者自身も危うく居眠り運転に陥りかけた。その瞬間、道路を横切った野良猫によって目を覚まし、事故を免れたというエピソードが、このワインの名前に込められている。日常の中に潜む緊張とユーモア、そして偶然の出来事。その記憶を映し出した、インテレゴらしいストーリー性を持つキュヴェである。

インテレゴ(ヤルゲン・ガウズ)

ヤルゲンは、南アフリカ・スワートランドのナチュラルワインシーンを
牽引する、今最もエネルギッシュな醸造家の一人です。
名門エルゼンバーグ大学で醸造学を学んだ後、南アフリカ出身でフランス
ルーションを拠点とする巨匠「マタッサ」のトムルッブのもとで自然派の哲学に開眼。帰国後は、南アフリカのナチュラルワインのパイオニアである
ラムズフックにて、クレイグホーキンスの右腕として活躍し、2009年に自身のプロジェクト『インテレゴ』を始動しました。

理想のワイン造りを始めるため、極寒のロシアのワイナリーへ二度の収穫
出稼ぎに赴き、その給料で中古のバスケットプレスを購入したというエピソードを持ちます。この反骨精神と情熱が、彼のワインの生命力の源です。

スワートランド特有の花崗岩土壌がもたらすミネラルと高い酸を信条とし、
収穫前にはブドウの茎を自ら噛んで熟度を見極め、全房発酵のタイミングを
判断。この徹底したこだわりにより、ワインには独特の清涼感とスパイス、
そして美しい骨格が与えられています。

また「醸造中の音楽の振動が酵母に影響を与える」と信じ、お気に入りの音楽を流しながら、野生酵母による自然発酵、無濾過・無清澄、酸化防止剤最小限のスタイルを貫いています。ラベルにはサーフィンでの体験など、彼の人生の断片が投影されています。