ドイツ フランケン
ブドウ品種:シルヴァーナー 25%、ミュラートゥルガウ15%、ヴァイスブルグンダー 15% 、バッカス15%、リースリング15%、ショイレーベ15%(手摘み/平均30 ~ 75年)
23 年の発酵は本当に早く、とてもクリーンでした。コイパー土壌で育つこの地方特有の白ブドウ 6 品種をプレスし、ステンレスタンクで発酵し、糖が残った状態で瓶詰めしました。すりおろしリンゴのようなイエローカラー、洋梨やリンゴ、レモンピール、セルフィーユのアロマ、ジューシーで喉越しよいアタックに黄色リンゴの酸味と口あたりのよい果実味、飲み飽きしない味わいです。
Weingut Weigand / ヴァイングート・ヴァイガント
ドイツ・フランケン地方、イプホーフェンに拠点を置くアンドレアス(アンディ)・ヴァイガントは、いま注目したい若手生産者のひとりです。自身の公式サイトでも“I create fresh organic wines”と掲げる通り、彼のワインはこの土地らしいミネラル感と、軽やかで伸びのある飲み心地をあわせ持っています。
フランケンは、ドイツの中でもシルヴァーナーの名産地として知られる産地です。ドイツワイン協会によれば、フランケンの畑は白ブドウが約83%を占め、なかでもSilvanerは石灰質やKeuper(コイパー)土壌との相性が非常によく、この地域の旗艦品種とされています。ミュラー・トゥルガウも若い生産者の手で再評価が進んでおり、伝統と新しい感性が共存するエリアです。
ヴァイガントが畑を構えるイプホーフェンは、フランケン東部・シュタイガーヴァルト地区に属する歴史あるワイン村。フランケンの東側にはより重く、石膏やKeuper由来の土壌が広がっており、この土地のワインには、引き締まった酸、塩味を思わせるミネラル、ハーブや白コショウのようなニュアンスが表れやすいとされています。
アンディはイプホーフェンを拠点に、オーガニック栽培のブドウから、人的介入を抑えたナチュラルなワイン造りを実践しています。RAW WINE掲載情報でも、彼のワインはorganic (certified) とされ、Keuper土壌、無濾過・低亜硫酸または無添加のキュヴェが確認できます。公式・周辺情報でも、古樽、アンフォラ、クヴェヴリなど多様な容器を使い分けながら、鮮度と土地の個性を引き出すスタイルが共通して語られています。
彼の魅力は、単に“ナチュラル”であることではありません。フランケンの伝統品種であるシルヴァーナー、ミュラー・トゥルガウ、ショイレーベ、バッフス、リースリングなどを軸に、土地の輪郭を保ちながら、重くなりすぎない明るさ、しなやかさ、飲み進めたくなる軽快さへと仕上げている点にあります。外部の紹介でも、彼の畑には15年〜60年以上の樹齢のブドウ樹があり、イプホーファー・クロンスベルクなど評価の高い畑に根差した、コンパクトでミネラリーなスタイルが特徴とされています。
フランケンのクラシックな骨格を持ちながら、どこか自由で、現代的で、親しみやすい。
ヴァイガントのワインは、そんな**“いまのフランケン”**を感じさせてくれる存在です。シルヴァーナーやミュラー・トゥルガウのイメージを更新したい方、ミネラル感のある白や、自然な造りのワインが好きな方に、ぜひ手に取っていただきたい生産者です。