フランス ボルドー
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン 60%、メルロー25%、カベルネ・フラン 15%
2003年はボルドー史上でも特に暑く、成熟度の高いブドウが収穫されたヴィンテージ。20年以上の熟成を経た現在は、若々しい果実味から熟成由来の複雑な香りへと変化し、ブラックカラントやプラムのニュアンスに加え、杉、葉巻、レザー、ドライハーブ、土やスパイスを思わせる奥行きのある香りが広がります。
口当たりはしなやかで、タンニンは美しく溶け込み、熟成ボルドーならではの落ち着いた味わい。力強さよりも調和と余韻の長さが際立ち、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい一本です。
Château Potensac / シャトー・ポタンサック
ボルドー・メドック地区北部、オー・メドックとサンテステフに隣接するオルドナック村に位置するシャトー・ポタンサック。名門レオヴィル・ラス・カーズを所有するデロン家が運営するシャトーとして知られ、格付けこそ持たないものの、その品質の高さから「格付け以上の価値を持つメドック」として高く評価されています。
粘土石灰質や砂利質が混在する恵まれた土壌を持ち、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にメルローやカベルネ・フランを栽培。伝統的なメドックらしい骨格と品格を備えながらも、若いうちから楽しめる親しみやすさを兼ね備えています。
デロン家の厳格な畑管理と丁寧な醸造によって生み出されるワインは、黒系果実の豊かな風味、引き締まったタンニン、そして熟成によって現れる複雑なニュアンスが魅力。優れたヴィンテージでは20年以上の熟成にも耐えるポテンシャルを持ち、「知る人ぞ知るボルドーの名シャトー」として世界中の愛好家から支持されています。
ローストした牛肉や仔羊、ジビエ料理、熟成したハードチーズとの相性は格別。ボルドーの伝統と熟成の魅力を存分に味わえる、今まさに飲み頃を迎えたクラシックなメドックです。