Mère Nature Syrah 2023 Domaine Benedetti / メール ナチュール シラー ドメーヌ・ベネデッティ

¥2,970

Tax includedShipping calculated at checkout

Sold Out

フランス コート・デュ・ローヌ

ブドウ品種:シラー

ローヌ、イタリア系親子で3代目のクリスチャンが息子と共に育てたシ ラーをマセラシオンカルボニック後セメントタンクで発酵、ステンレスタンクで熟成しSO2無添加で仕上げました。紫の強いガーネット色、クランベリーやイチゴ、プラム、レーズンのアロマを感じます。しっかりと したアタックにたっぷりの果実味、ジューシーな味わいと中程度のタンニン、やや高めの酸味が溶け込んだシャープな味わいです。

Domaine Benedetti / ドメーヌ・ベネデッティ

今まで出会わなかったのが不思議と思える良心的な生産者。これだけ世の中でナチュラルワインのブームになっているのに、相変わらず20世紀のペースでワインを造り続けております。その名は Christien Benedetti(クリスチャン・ベネデッティ)、名前の通りイタリア系ファミリーです。  
DionyのコンサルタントになってからAOC Cotes du Rhoneは残念ながら選んでおりませんでしたが、久々にこの地で納得の醸造家に出会え、とても嬉しいです。  
26haもの畑を34歳の息子二コラと一緒に無農薬で栽培しております。
3haは白、残りは赤。 ローヌの品種は全て揃っております。  
AOCでは
①Chateau neuf du Papeが3.5ha
②Cote du Rhoneが17ha
③Vin de Franceが5.5haです。  
イタリアから渡って来たお爺様がこの地で10haの畑でブドウ栽培を始めます。その時代は共同組合にブドウを売っておりましたが、無農薬の時代でした。お父様の代に代わり、2haだけ残し、 他のワイナリーで働く事を選びます。世の中が化学肥料が当たり前になり、農業の形態が変わっ てきたからです。クリスチャンの代になり、この2haをお爺様の時代のように無農薬に戻す事から始めました。そして最初5.5haを買い足し無農薬ワインを造り始めました。2001年の事です。
無農薬 農家が周りにいない中、たった1人で始めたのです。2007年に息子さんも会社に入り、ワイン造りを手伝い、少しづつ少しづつ買い増し、今では26haの大きな生産者になりました。基本的にワイン造りの責任者はお父様のクリスチャン、そして二コラは畑を朝から晩まで守っております。2010年から二コラがワイン造りも手伝い、丁度お父様から息子さんへの移行期の時です。  
2017年は問題ない年でした。ボルドー駅散布も2回だけ、羨ましい気候です。ところが2018年最初は良かったのですが、今年後半はローヌも雨が沢山降り、うどん粉病の被害にあいました。収量はいつもの半分、今までで最悪の収量です。毎年少ない畑ですがそこそこ白ワインが誕生しておりました。ところが今年は3haからたったの5kgしか取れませんでした。これは無いに等しいです。なので赤に混ぜました。2018年は白ワインは誕生しません。  
畑を一緒に回った時に、古い大きなサクランボの木がありました。とても立派な木なのですが、ここ3年全く実を付けなかったそうです。クリスチャンは 長い間農業を営んでおりますが、こんな事初めてだそうです。温暖化の影響でしょうか?うちも同じですが、気候がどんどん変わって来てます。それは手に取るように解ります。我々が徐々に自然のリズムを壊しているのかもしれません。 だからどんなに畑の仕事が大変でも、我々は無農薬を続けます。(2018.10.13 第二回目訪問)