オーストリア ノイジードラーゼー=ヒューゲルラント
ブドウ品種:ブラウフレンキッシュ、ピノ・ノワール、ツヴァイゲルト、ザンクト・ラウレント、ヴェルシュリースリングの混植
クリスチャン・チダ独特のロゼ。丘陵の最も標高が高 く冷涼な区画で栽培される、ブラウフレンキッシュを、5回にわけて様々な成熟度で収穫することにより、 土壌がもたらす個性を最大限に引き出している。レー ザービームのように真っすぐで勢いがあり、フローラルなスパイスにあふれ、精密でありながら、素晴らしい繊細さと壮大さを兼ね備えている。
植樹:1998年
位置:標高130m 南西向き
土壌:Thenau, Edelgraben, Eisner (貝殻石灰質の層と鉄分を含んだ原生 岩とローム質)の畑
手作業で収穫後、除梗し、足で踏んで破砕 マセレーションなし 圧搾後、大樽で野生酵母により発酵澱びきせずに大樽で1年間熟成。亜硫酸無添加、ノンフィルターで瓶詰め
Christian Tschida / クリスチャン・チダ
オーナー醸造家のクリスチャン・チダはオーストリアの醸造界の中でも異端児と呼びたくなる存在だ。祖父と父、さらに ロワールやブルゴーニュの生産者から独学で学び、モットーは「レッセ・フェール(自由放任)」ワインが自ら調和に至ることを尊重している。所有畑は約15ha、主にライタベルクの標高の高いエリアに点在し、30近い区画で10品種以上を栽培する。代表作「ヒンメル・アウフ・エアデン」の自由奔放な個性や、「ノン・トラディション・ヴァイス」のスケール 感、「ノン・トラディション・ロート」の端正なカベルネ・フランなど、いずれも独自の世界観を表すワインである。ライタベルクの畑は「湖の水面が見える場所に良いブドウが育つ」とされ、複雑な土壌構成や山から吹き降ろす冷気により 昼夜の寒暖差が大きい。湖面の反射光や岩石の蓄熱・冷却作用も加わり、温と冷の均衡が絶妙に働くことで、豊かなアロマと個性が育まれる。この環境は、穏やかなアルコール感と軽やかさ、そして内に秘めた力強さを備えた彼のワインスタイルに通じている。