Brutal white 2022 Christian Tschida / ブリュタル・ホワイト クリスチャン・チダ

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オーストリア ノイジードラーゼー=ヒューゲルラント

ブドウ品種:シュナン・ブラン50%、白品種の混植50%

ブリュタル・ホワイト2022は、以下の大きな問いに対する意味のある答えを探るための、開かれたフィールドである。その問いとは「テロワールを最もよく、そして直接的に表現するものは何か。単一品種か複数の品種か」というものだ。ワインには無数の物語がありこのワインもまた、そのうちのひとつだ。鉄分を豊富に含むシスト土壌で育つ古木のブドウから収穫された複数の白品種をブレンドし、さらにダブルに植樹された区画のシュナン・ブランを少量加えたフィールドブレンド。このような畑から生まれるミネラルの表現力とアロマの凝縮感は驚くべきもので、長い発酵と大樽での長期熟成を経ることで、ミネラルがもたらすテクスチャーとその香りの発展はより深く立ち現れ、ワインの中に宿る土地の個性を多層的に感じさせる。

植樹:1980年代
位置:標高200m
土壌:シスト、クォーツ
醸造:マセレーションなし。4年弱樽熟成

Christian Tschida  / クリスチャン・チダ

オーナー醸造家のクリスチャン・チダはオーストリアの醸造界の中でも異端児と呼びたくなる存在だ。祖父と父、さらに ロワールやブルゴーニュの生産者から独学で学び、モットーは「レッセ・フェール(自由放任)」ワインが自ら調和に至ることを尊重している。所有畑は約15ha、主にライタベルクの標高の高いエリアに点在し、30近い区画で10品種以上を栽培する。代表作「ヒンメル・アウフ・エアデン」の自由奔放な個性や、「ノン・トラディション・ヴァイス」のスケール 感、「ノン・トラディション・ロート」の端正なカベルネ・フランなど、いずれも独自の世界観を表すワインである。ライタベルクの畑は「湖の水面が見える場所に良いブドウが育つ」とされ、複雑な土壌構成や山から吹き降ろす冷気により 昼夜の寒暖差が大きい。湖面の反射光や岩石の蓄熱・冷却作用も加わり、温と冷の均衡が絶妙に働くことで、豊かなアロマと個性が育まれる。この環境は、穏やかなアルコール感と軽やかさ、そして内に秘めた力強さを備えた彼のワインスタイルに通じている。