Felsen I 2024 Christian Tschida / フェルゼン I [アインス]クリスチャン・チダ

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オーストリア ノイジードラーゼー=ヒューゲルラント

ブドウ品種:ブラウフレンキッシュ

ノイジードル湖を見渡す日照に恵まれた丘の斜面にある、酸化鉄を含む片岩土壌の単一畑。地中深くに隠れたわずかな石灰質が、2本づつ密植された樹齢65年のブラウフレンキッシュのワインにしっかりとしたグリップをもたらしている。丘の上にある森から冷涼な空気が夜間に降りてきて、きわめてエレガントでフレッシュな味わいに貢献している。 “Felsen”は岩の意味

植樹:1960年頃
位置:標高135m、南向き
土壌:酸化鉄を含む片岩土壌
醸造:手作業で収穫後、除梗し、開放桶で足 破砕し、野生酵母で6週間マセレー ション発酵。圧搾後大樽で澱とともに約2年間熟成。ノンフィルター、亜硫酸無添加で瓶詰め

Christian Tschida  / クリスチャン・チダ

オーナー醸造家のクリスチャン・チダはオーストリアの醸造界の中でも異端児と呼びたくなる存在だ。祖父と父、さらに ロワールやブルゴーニュの生産者から独学で学び、モットーは「レッセ・フェール(自由放任)」ワインが自ら調和に至ることを尊重している。所有畑は約15ha、主にライタベルクの標高の高いエリアに点在し、30近い区画で10品種以上を栽培する。代表作「ヒンメル・アウフ・エアデン」の自由奔放な個性や、「ノン・トラディション・ヴァイス」のスケール 感、「ノン・トラディション・ロート」の端正なカベルネ・フランなど、いずれも独自の世界観を表すワインである。ライタベルクの畑は「湖の水面が見える場所に良いブドウが育つ」とされ、複雑な土壌構成や山から吹き降ろす冷気により 昼夜の寒暖差が大きい。湖面の反射光や岩石の蓄熱・冷却作用も加わり、温と冷の均衡が絶妙に働くことで、豊かなアロマと個性が育まれる。この環境は、穏やかなアルコール感と軽やかさ、そして内に秘めた力強さを備えた彼のワインスタイルに通じている。