ニュージーランド ワイラウ・ヴァレー
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
パッションフルーツ、グレープフルーツ、エルダーフラワー、花々の香り。味わいには、パッションフルーツ、グアバ、アロマティック・ハーブ、レモンタイム、セージに白い花のニュアンス。ふくよかでたっぷりとした口当たりでありながら、キリッとした爽やかな辛口で、フィニッシュにはほのかに塩辛いミネラルが感じられる
元医師の生産者が生み出す、先鋭的手法を用いた低アルコールワイン
マールボロ地区ワイラウヴァレー
マールボロはニュージーランドのワイン産出量の80%近くを占める最も有名な産地であり、その85%以上にソーヴィニヨン・ブランが植えられています。
ニュージーランド南島の北東端にあり、晴れの時間が多く日照量が豊富なことが特徴です。加えて、夜が涼しく寒暖差が大きい部分でも優位性があるとされています。
マールボロでワイン作りが始まったのは1970年と世界のワイン産地で見れば最近ですが、現在では世界でも屈指の銘醸地として知られています。
ワイラウヴァレーは、マールボロの3つのサブリージョンで最も北にあり、非常に温暖で成熟が早く、果実味が豊かなワインが産出される産地として近年注目されています。
科学研究や医学のキャリアを捨ててフォレスト・ワインを設立
フォレスト・ワインは、ジョン&ブリジッド・フォレスト夫妻が家族とともに営む家族経営のワイナリーです。マールボロで生まれ育ったジョンは、神経生理学の博士号を取得して科学研究や医学のキャリアを歩んで成功していましたが、1980年代後半にまだ未開拓の状態であったニュージーランドのワイン産業に参入するためワイン生産者になることを決意し、1988年に妻のブリジットと共にフォレスト・ワインを設立しました。
マールボロでは企業経営のワイナリーがブドウ畑全体の80%以上を占有しています。フォレスト・ワインのような小規模なワイナリーは希少な存在ですが、30年以上のワイン造りの経験に裏打ちされた知見を活かし、小規模ならではの細やかで丁寧なワインづくりを実現しています。
<テクニカルデータ>
オ ー ナ ー : John Forrest&Brigid Forrest
醸造責任者: Beth Forrest
所有畑面積: 120ha
土 壌 : 沖積土壌