Weiss 2024 Glow Glow / ヴァイス グロウ グロウ

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ドイツ ナーエ

ブドウ品種:バッカス、ミュラー・トゥルガウ、リースリング、ヴァイスブルグンダー

今日、空は雲ひとつない青空で、太陽が輝いています。鳥たちはさえずり、空気は春の香りに満ちています。今日こそ季節が切り替わる日だ、と確信するあの感覚をご存じでしょうか。春を待ち望む気持ちは、この世で最も素晴らしい感情のひとつに違いありません。そして私たちはいつも、Weiss(ヴァイス)がその感覚に限りなく近い味わいであってほしいと願ってきました。2024年はブレンドが少し異なりますが、その本質は変わりません。今年は霜とベト病(ペロノスポラ)の影響により、シャイレーベを収穫することができませんでした。そのためWeiss 2024は、花のようなアロマをもたらすバッカス、骨格とフェノリックなニュアンスを与えるミュラー=トゥルガウ、そして今年初めて加わった、エレガントな果実味と生き生きとした酸をもたらすリースリングとヴァイスブルグンダーのキュヴェとなっています。 それぞれが調和し、活力に満ちた一本に仕上がりました。いつものようにフレッシュで、ジューシーで、クリスピーな味わいです。 醸造では、除伷したバッカスとミュラー=トゥルガウを一晩短時間マセラシオンし、ヴァイスブルグンダーとリースリングはダイレクトプレスを行いました。一部は樽で、その他はステンレスタンクで発酵させ、すべてを別々に仕込んだ後、最終的に一本のワインとしてボトルの中でひとつにまとめました。

畑区画:(全てマンデル内の区画)
アルテ・レーマーシュトラーセ、マンデル・パルメンガルテン、ヴァインスハイム・カターグルーベ
土壌:粘土ローム、赤色砂岩、南向きの急斜面、5~54年
栽培方法:有機栽培(EUオーガニック認証へ転換中)
醸造:アロマの豊かなブドウは、爽やかな酸を保ち、アルコール度数を抑えつつ、香りが強く出過ぎない絶妙な完熟手前のタイミングで早めに収穫しました。それでいて、それぞれの品種の個性はしっかりと表現しています。2024年の「Weiss」では、特にアロマティックな2品種を使用しています。これらは除伷後、一晩マセラシオンを行います。ヴァイスブルグンダーとリースリングは、軽いマセラシオンのため圧搾前に1時間ほどプレス内で静置します。各品種は別々に発酵させ、バッフスとリースリングは古樽で、ミュ
ラー・トゥルガウとヴァイスブルグンダーはステンレスタンクで醸造します。ワインはボトリングまでシュール・リー(澱とともに)で熟成。瓶詰め当日にブレンドし、樽からボトルへと非常にゆっくり、やさしく移し替えます。総亜硫酸:2 mg/L
アルコール度数:11.5%

Glow Glowについて

バウムベルガー醸造所の6代目にあたるパオリーヌとカールは、それぞれ異なる場所でキャリアを築いていましたが、二人の姉弟が力を合わせて生まれたのが「Glow Glow」です。 飲み心地が良く、体にすっと馴染むようなワインを表す言葉「Glou Glou(グルグル)」と、エネルギーに満ちあふれ、瓶内から輝く(Glow)ようなワインのイメージを重ね合わせ、彼らが造るラインナップは「Glow Glow(グロウ・グロウ)」と名付けられました。

ワイン造りをする両親の背中を見て育った弟カールは、幼い頃からいつか自分もワインを造ることを確信していました。醸造学校を卒業後は、両親を手伝うためすぐにワイナリーへ戻ります。 一方、姉のパオリーヌは、自分の知らない世界を見たいという思いが強く、コミュニケーション・デザインを学び、ベルリンやパリで働いていました。都市での生活のなかで自然な造りのワインに出会い、その魅力に強く惹かれます。そしてやがて、自分もそのようなワインを造りたいと考えるようになりました。 家族を手伝うためナーエへ戻ったパオリーヌは、自然なワイン造りを実現するべく、弟とともに独自のラインを立ち上げることを家族に提案します。当初は不介入的なワイン造りに懐疑的だった両親も二人と数多くのナチュラルワインを飲み、やがて二人の言わんとすることを理解するようになりました。そして最終的には、畑と醸造の両面において必要最低限の介入のみを行う方針に合意し、すべての畑をGlow Glowが求める方向に転換します。 こうして、家族による新たなワイン造りが始まりました。
ナーエはドイツの中でも特に地質の多様性に富んだ産地です。火山岩、スレート、赤砂岩、ローム、石灰などが複雑に入り組み、区画ごとに明確な個性を持っています。そのためワインは「どこで育ったか」をはっきりと語ります。温暖さと冷涼さが共存する気候条件により、果実の成熟と酸の保持が両立し、エレガンスと緊張感を兼ね備えたスタイルが生まれます。 Glow Glowでは、「何も足さず、何も引かない」という原則のもとで醸造を行っています。自然発酵を基本とし、人的介入は最小限に抑えます。無濾過・無清澄を基本とし、原則SO2は使用しません。畑での徹底した手作業、厳格な選果、区画ごとの最適な醸造判断というプロセスの上に成り立っています。 彼らにとって、Glow Glowとはナーエのエレガンスを現代的に再解釈する試みです。それはドイツワインの可能性を更新すると同時に、土地への誠実な回帰でもあります。 透明感、緊張感、そして放射するような生命力。 Glow Glowは、ナーエでワインを造るということを最も鮮やかに示す存在です。

2024ビンテージ(Glow Glowの説明の直訳になります)

2024年は、これまでで最も美しいブドウが実った年でした。ただし、その数はほんの僅か。あまりにも少なすぎました。でも、話を先走らせるのはやめましょう。(ハッピーエンドは最後に。)ブドウ畑の一年は素晴らしいスタートを切り、私たちは楽観に満ちていました。人生で最も困難な収穫となった2023年を経て、2024年こそは何の問題もなく、豊かな収量に恵まれるヴィンテージになると強く願っていました。私たちはいい年を夢見て、楽観主義で新年を迎えました。正直に言えば、私たちはどちらかというと「最善を願いながらも最悪を覚悟する」タイプですから、少しばかりの現実的な考えもどこかにありました。それでも、私たちは2024年を信じていましたし、2023年の感情的な痛みや経済的損失を取り戻してくれる年になると確信していました。畑の状態は良好で、剪定や古い枝の除去、果実枝をワイヤーに曲げて固定するなど、最初の手作業を
終えたそのときでした。4月23日、霜が襲いました。一夜にして収量の3分の1を失いました。翌日、畑を車で回ったときの絶望感。涙がこぼれました。自然と向き合う仕事は、ときに残酷です。それでも私たちは、残されたものにすべてのエネルギーを注ぎ、できる限り最高のものを造ろうと決めました。そして本当に、それを成し遂げたと思っています。果実形成の時期は病害対策の面で厳しく、さらにいくらか失いました。プレッシャーは増すばかり。ワインの売上が落ち込んでいるという話や、何十年も続いたワイナリーを閉じる仲間の話を耳にするたび、その重圧はさらに強まりました。私たちに必要だったのは「集中」でした。理想に集中すること。そして、世界的にも政治的にも希望を見出しにくい時代のなかで、それでも希望に目を向けること。幸いにも、集中する対象ははっきりしていました。残されたわずかなブドウ一粒一粒に、すべての意識を注ぐこと。それが私たちのフォーカスでした。いくつかの悲しみの瞬間を経て、私たちは残った果実を収穫しました。そしてそれは完璧でした。2024年のワインは、力強くエネルギッシュな赤ワインと、繊細で優美な白ワインに仕上がっています。数年後、悲しみが忘れ去られた頃、このワインたちが偉大なヴィンテージの物語を語ってくれるでしょう。