オーストリア ブルゲンラント
ブドウ品種:ツヴァイゲルト70%(2020年産)、ヴェルシュリースリング30%(2021年産)
クリアなラズベリーレッド。ラズベリー、サワーチェリーの香りに開けたてはピチピチとしたフレッシュな酸味が心地よく味わいはブラックベリー、軽やかなパラパラとしたタンニンがあり黒ウーロンのようなほろ苦さや旨味、ミックスベリーのような甘酸っぱいアフター。
樹齢20年のツァージャッカー畑のツヴァイゲルト(粘土、砂土)、樹齢25年のゴルドベルク畑のヴェルシュリースリング(石灰岩、砂利)を使用。ツヴァイゲルト:手摘みで収穫。選果、除梗、破砕、スキンファーメント後、プレスはせず、フリーランジュースのみ使用。アカシア樽(2500L)に移し、12ヶ月間発酵熟成。ヴェルシュリースリング:手摘みで収穫。選果後、除梗、破砕、6時間スキンコンタクトし、プレスはせず、フリーランジュースのみ使用。ポンプを使用せず、重力によりステンレスタンクに移し、発酵、6カ月熟成。マロラクティック発酵なし。
2020年のツヴァイゲルトと2021年のヴェルシュリースリングのワインをブレンド。すべて、ノンフィルター、酸化防止剤なし。
Schmelzer / シュメルツアー
3代目で当主であるゲオルク・セニ(父)が16歳の時に父親を車の事故で亡くし、高等職業教育学校で農業とぶどう栽培を学んでいたが、やむなく家業を継ぐ。この時よりビオディナミ、スパゲリック、ハーブの手法を学び、2007年より殺虫剤や除草剤を排除するだけでなく、自然と調和した健全な土壌を維持することで、デメターの分類を超え、ルドルフ·シュタイナーの生物力学的見解に沿った総合的なアプローチを実践。現在は4代目のゲオルク・ケー(息子)ともに発酵と熟成に時間を掛けられる調和のあるワインをテーマにし、ストレスが無い完全なナチュラルワイン造りを目指している。